夕端居あの青空はふるさとへ
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 故郷に続く空かと夕端居
三男様、お世話になります。
素朴な光景を切り取った好句だと思いますが、「続く」が説明的で気になります。もっと実感を持たせるため”あの青空”と差して言う描写にしてみました。また助詞「へ」を使い、空を辿っていくと故郷へ辿り着くイメージにしています。いかがでしょうか。
点数: 2
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 故郷に続く空かと夕端居
三男様、お世話になります。
素朴な光景を切り取った好句だと思いますが、「続く」が説明的で気になります。もっと実感を持たせるため”あの青空”と差して言う描写にしてみました。また助詞「へ」を使い、空を辿っていくと故郷へ辿り着くイメージにしています。いかがでしょうか。
点数: 2
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 向日葵や処理で活躍汚染水
カイ様、お世話になります。
さっそく御句について。向日葵の”汚染水の浄化”に活躍する性質を詠むというのは、とても面白いです。
ただこの語順では”汚染水”が向日葵が育つのに活躍していると読めてしまいます。また”活躍”は説明の言葉であり、十七音しかない俳句で使うのは得策ではありません。もっとストレートに”浄化されゆく汚染水”とした方が、カイ様の言いたいことに適しているように思いますが、いかがでしょうか。
点数: 2
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 両親に詫びのつぶやき墓参
素一様、お世話になります。
墓参りの光景がよく伝わってきます。特に「両親~」から始めた語順が良いですね。さらに、ただの墓参りではなく”詫びの気持ちを伝える”という描写も、実感がこもっています。
気になるのがただ一点、「つぶやき」は省いても良いように感じます。下五に”墓参り”とあるので、つぶやいているというのは書かなくても伝わるかなと。この四音分で、まだまだ工夫できそうです。
点数: 2
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 朝霧に定規で書いた抗議文
根津C太様、お世話になります。
御句について、気になる点が二つあります。一つは、季語「朝霧」に対して”定規で書いた抗議文”という措辞が強すぎて、季語の印象が弱いという点です。朝というと、どうしても爽やかな空気感をイメージしてしまうので、ここは「霧」だけでも良いのではないでしょうか。
もう一つは”定規で書いた抗議文”だと、作者ご自身が書いたように誤解してしまう気がします。抗議文という言葉を使わず、文の内容をそのまま書いた方が伝わりやすいのではないでしょうか。
例)ミセシメロという定規の字霧深し
上五字余りになりますが、具体的に書いてみました。いかがでしょうか。
点数: 2
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 秋蝶の儚かろうが構わない
堀籠美雪様、拙句へのコメントありがとうございます。私の地元・沖縄では、あのような話が祖父母から伝えられます。今生きているということが、どれほどありがたいことなのかと思わずにはいられません。
さて御句ですが、中七・下五の「儚かろうが構わない」が、このままだと季語・秋蝶の説明のように読めてしまう気がします。
ご自身と重ねたいのでしたら、上五を”や”で切ってしまった方が良いと思われます。また、堀籠美雪様の本音「自分は繊細な生きものじゃない」のつぶやきの方が、取り合わせとしては面白いと感じました。「繊細な私」だと、季語との距離感が近すぎるのではないかと。いかがでしょうか。
例)秋蝶や儚く生きるなんて無理
点数: 2
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