俳句添削道場(投句と批評)

南風の記憶さんの添削最新の投稿順の47ページ目

盆梅展にぎやか異邦のツアー客

回答者 南風の記憶

添削した俳句: にぎわいの盆梅展や異邦人

こんばんは。「にぎわいの盆梅展」という展開から「異邦人」と置く展開が、唐突に感じられます。この「異邦人」が何をしに来たのか、一読しただけでは分かりません。

しかし、説明文に「ツアー」と良い言葉があるじゃありませんか! これを書けばいいのです!(夏井先生風に)

「盆梅展にぎやか」という前半で、大変にぎわっている様子が伝わります。ここまでを読んで、盆栽好きの日本人かなと思いきや、なんと「外国(異邦)からのツアー客」だったのだという驚きが、読み手にも伝わります。

さて、この添削は「句またがり」の型を使っています。無理やり五・七・五に入れ込もうとすると、苦しくなることもあるので、この型を覚えると、より表現に広がりが出てきます。是非とも、お試しください。

点数: 2

「虚子の句に感化を受けて老梅忌」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 虚子の句に感化を受けて老梅忌

こんばんは。「老梅忌」というものを初めて知りましたので、とても勉強になりました。その上で、気になる点が二つあります。

一つ目は「感化を受けて」という表現が、説明的で状況がよく分からないという点。

二つ目は、季語「老梅忌」について。この季語は、俳人・内藤鳴雪の忌日とのことですが、そこに別の俳人のことを取り合わせることに違和感があります。ひょっとして、鳴雪が「晩年の虚子に感化された」というエピソードがあるのでしょうか? 虚子のことを詠みたいのでしたら「虚子忌」という季語もありますし。

いずれにしましても、季語との取り合わせの部分で、やはり再考が必要と思われます。

点数: 2

「抜け出せぬ布団の温かな心地」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 抜け出せぬ布団の温かな心地

はじめまして。

率直に申し上げて、私はこの句を”添削”できません。なぜなら「布団」以外の言葉は書く必要がないと思います。布団は「温かな心地」がしますし、寒い日などはなかなか「抜け出せない」ものです。「布団」以外の情報がないので、一つでも違う単語を入れると”改作”になってしまいます。

提案ですが……この布団に「何かしらの思い入れがある」ということを書けば、印象がまるで違ってきます。例えば、この布団を小さい時から使っていて、愛着が強いというふうに詠むのはいかがでしょうか。以下のような感じです。

「ぼろぼろの布団あたたか吾の半生」

点数: 2

「感染力強きマスクの蔓延す」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 感染力強きマスクの蔓延す

いなだはまち様、「オール」の句にコメントいただき、ありがとうございます。句意の説明が不十分でしたので、少し補足させて下さい(苦笑)。

「オール置く波紋若草のしなやか」

この句、実はボート部の新入部員の様子を詠みました。「波紋」という言葉には、心の戸惑いのような意味も含まれます。水面へ漕ぎ出していく不安もありながら、それでも一歩踏み出していく姿が、「若草のしなやかさ」に重なったというイメージです。

点数: 1

ひつそりとみちしるべ咲く午後の路地

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 白い陽に薄紅ぽつり道知辺

真野遊様、はじめまして。

道知辺の薄紅と西日の「白」の対比を描こうとされたのかと読みました。ただ、「道知辺」という字面だと、案内板か何かが「薄紅色」だと誤解を招きかねないと思います。それと「白い陽」と書いたことで(言いたいことは分かるのですが)、主役が「道知辺」なのか「白い陽」なのか、焦点がぼやけているように感じます。

そこで……はっきりと「道知辺」が花と分かるように“咲く”と書きます。また「白い陽」とは西日とのことですから、ここは”午後”と書いても差し支えないはずです。

さらに、群れて咲く梅を「ぽつり」と表現するのは違和感があるので、同じような寂しそうな「ひつそり」という表現はいかがでしょう?

また「路地」と場所を提示すると、空間が生まれます。 そして「みちしるべ」と平仮名表記の方が、より花のイメージになるかもしれません。

少しでも参考にしていただけると、幸いです。

点数: 1

南風の記憶さんの俳句添削依頼

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お詫び

回答数 : 3

投稿日時:

ドーナツの形の地雷唐辛子

回答数 : 7

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この島は流刑地だった夕時雨

回答数 : 5

投稿日時:

重ね着す捲りたくなるやうな雲

回答数 : 3

投稿日時:

この音はライト定位置息白し

回答数 : 6

投稿日時:

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その他の添削依頼

天上の光たづさへ初蝶来

作者名 ちゃあき 回答数 : 2

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紫陽花や淡くなりたる旅心

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向日葵の黄色黄色黄色い道

作者名 めい 回答数 : 0

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