水滴の光る電線つばくらめ
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 肩に水電線の上燕かな
辰野航世様、はじめまして。
水滴と燕の取り合わせ自体は、悪くないと思います。ただ、状況を「説明しすぎている」点が気になります。わざわざ「上」と書かなくても、「電線」という言葉だけで頭上にいるのだと分かります。
また「燕」は、「つばくらめ」という別称もあります。これで下五にぴったりです。
いかがでしょうか? 少しでも参考になりましたら、幸いです。
点数: 2
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 肩に水電線の上燕かな
辰野航世様、はじめまして。
水滴と燕の取り合わせ自体は、悪くないと思います。ただ、状況を「説明しすぎている」点が気になります。わざわざ「上」と書かなくても、「電線」という言葉だけで頭上にいるのだと分かります。
また「燕」は、「つばくらめ」という別称もあります。これで下五にぴったりです。
いかがでしょうか? 少しでも参考になりましたら、幸いです。
点数: 2
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 就職の子の大人びた寝顔かな
いなだはまち様、度々コメントありがとうございます。
御句ですが、久田しげき様と同じく、私も「大人びた」が気になります。貴殿の実力でしたら、読み手が「すっかり大人になったな」と感じるような描写の仕方が、きっとできるのではないかと存じます。私も巧い言い方が思いつきませんが、例えば「凛々しい」という表現はいかがでしょうか。
「氷張る」の拙句について。貴殿の添削案、さすがだと思いました。「今」という語が入ることで、おっしゃるように緊迫感が増してきますね。あるいは、「今」をもっと先に持ってくると、響きがさらに良くなるかもしれません。
「氷張る今あちこちに命絶え」
久田しげき様の書かれているように、確かに「抽象的で分かりにくい」句ではあります。今、新しい表現を模索しており、実験的にあえて抽象的な句を詠んでみて、どこまで伝わるかということに取り組んでいます。
点数: 2
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 桶の中ぬばたまの夜氷解く
春亀様、こんにちは。御句ですが、気になる点が一つあります。
真っ暗闇なのに「桶の中」の氷が解けていくと分かるのが、矛盾を感じます。もし「夜」の光景を描きたいのでしたら、あえて桶と場所を限定する必要はないように思います。あるいは「桶」と場所を定めたいのでしたら、逆に”夜”と限定しない方が良いのではないでしょうか。
主役は、季語「氷解く」です。その他の措辞は、あくまでも脇役。二つも入れ込むと、主役が目立たなくなってしまいます。どっちを選んだ方が、季語を引き立てることができるのか。再度推敲なさることをオススメします。
点数: 2
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 桶の中ぬばたまの夜氷解く
春亀様、こんにちは。拙句への批評ありがとうございます。
御句ですが、「何も見えない中での出来事を主軸」にしたいとのことですので、その趣旨に沿って提案させていただきます。
まず上五「消灯」とすることで、自分は屋内にいることが分かります。消灯し、真っ暗な部屋。そこに、どこからか氷の解ける音が、かすかに聴こえてくる。いかがでしょうか。
点数: 2
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 熱戦やマスクしているマスコット
かこ。様、こんにちは。
とても楽しい句で、思わずニンマリしてしまいました。私は野球が好きなので、プロ野球チームの球団マスコットの姿を思い浮かべました。「マスク」している「マスコット」という音の響きも楽しく、声に出して読むと、よりいっそう御句の良さを味わえるのではないかと思います。
上五の助詞についてですが、私は「や」で構わないと思います。「熱戦」のシーンを映した後、一度カットを切り替えた方が、よりマスクが、マスクをしているマスコットが、クローズアップされてくるからです。
不穏な時世に、心軽やかになる句をありがとうございました!
点数: 2
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