俳句添削道場(投句と批評)

南風の記憶さんの添削得点の高い順の42ページ目

「焚き火消す空より闇が落ちてくる」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 焚き火消す空より闇が落ちてくる

 イサク様、お世話になります。
 御句の「闇が落ちてくる」の詩的描写に、ハッとさせられました。焚き火を消した後に”闇がドンと落ちてくる”感覚、よく分かります。少年時代のキャンプの光景が浮かびました。

 貴殿の他の句も読ませていただいたのですが、経験のある方とお見受けました。もしよろしければ、ご指導いただければと存じます。

点数: 1

「バイク過ぎ落ち葉の全て吹き飛ばす」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: バイク過ぎ落ち葉の全て吹き飛ばす

 猫山竹様、お世話になります。
 御句ですが、「バイク」「落ち葉」とあれば、落ち葉が”吹き飛ばされる”というのは書かなくても想像できてしまいます。ここはもう少し、実感の伴う描写を書き加えた方がい良いように思います。

例1)バイク過ぐ落ち葉は思いのほか重い
例2)バイク過ぐ落ち葉のなんと軽いこと

点数: 1

落ち葉踏む季節の模様のような音

回答者 南風の記憶

添削した俳句: サクサクと踏む葉の音は冬模様

 堀籠美雪様、お世話になります。

 御句について、私の調べた限り”冬模様”という季語はないようです。
 内容からすると”落ち葉”の様子を描いていますので、はっきり「落ち葉」と書くべきかと存じます。また季語を「落ち葉」とした場合、落ち葉は冬の季語ですから、”冬”と書く必要もなくなります。

 御句のオリジナリティは、”音”が冬の”模様”であるという詩的表現です。ここは生かして直せば、より良い句になるでしょうか。

例)落ち葉踏む季節(とき)の模様のような音
 

点数: 1

晴天や蝗は見ないやうに食ふ

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 見ないよにイナゴを食べる秋日和

 堀籠美雪様、お世話になります。
 御句ですが、「蝗(いなご)」と「秋日和」の”季重なり”となっています。季重なりがすべてダメというわけではありませんが、御句の場合「蝗」と「秋日和」のどちらが主役なのか明確でなく、両者が互いに食い合っている状態です。

 蝗という言葉に、すでに秋の気分は入っていますから、下五の「秋日和」は言葉を変える必要があります。もっと簡単に”晴天”などで良いかと。

例)晴天や蝗は見ないやうに食ふ

 俳句の基本は”季語を主役に立てること”です。この基本を守り句作を続ければ、必ず上達できます。是非とも励まれて下さい。

点数: 1

「暁雲を眺む車窓の霜雫」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 暁雲を眺む車窓の霜雫

イサク様、拙句へのコメントありがとうございます。

御句ですが、光景の切り取り方は俳句的で良いと思います。ただ「暁雲」と「霜雫」の関係がちょっと分かりにくいので、両者をつなげる工夫が必要かと存じます。

例)暁雲のおぼろ車窓に霜雫

車窓から暁雲を眺める光景を描写してみました。如何でしょうか。

点数: 1

南風の記憶さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

お詫び

回答数 : 3

投稿日時:

ドーナツの形の地雷唐辛子

回答数 : 7

投稿日時:

この島は流刑地だった夕時雨

回答数 : 5

投稿日時:

重ね着す捲りたくなるやうな雲

回答数 : 3

投稿日時:

この音はライト定位置息白し

回答数 : 6

投稿日時:

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その他の添削依頼

川風に溶ける頃合い芋煮会

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