「残り茶に蛾のたゆたゆと逝きにけり」の批評
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 残り茶に蛾のたゆたゆと逝きにけり
立て続けに失礼致します。御句についてのコメントが、まだでしたね。
率直に、私の好きなタイプの句です。残り茶に蛾がぷっかりと浮かんでいる。よくある光景ですが、日常の中の生と死を巧く切り取っておられると感じます。
このままでも御句は十分完成していると思うのですが、私なら下五の「逝きにけり」を省き、家の外の光景や人物の状況を付け足すかもしれません。
例1)残り茶に蛾のたゆたゆと雨の夕
例2)残り茶に蛾のたゆたゆと星の夜
例3)残り茶に蛾のたゆたゆと夜勤明け
如何でしょうか。ご参考までに。
点数: 1