俳句添削道場(投句と批評)

南風の記憶さんの添削得点の低い順の4ページ目

砂粒の湧き出るやうな冬の靴

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 冬靴やどこから入るこの砂は

 イサク様、お世話になります。
 脱ぎにくい冬の靴に砂が入ってきて、鬱陶しい。日常のあるあるを切り取る、まさに俳句的な視点だと思います。
 ただ”どこから入る”という中七が説明的なので、もう少し描写を工夫し、オリジナリティを出す必要があるかと存じます。例えばですが……

例1)砂粒の湧き出るやうな冬の靴
例2)砂粒の刺してくるやう冬の靴

 このように、いくらでも描写を工夫できます。是非ともイサク様の実感に合った句を完成させていただければと存じます。

点数: 0

初霜の北京白天の月のやう

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 白天の月光微か霜の降る

 イサク様、お世話になります。
 御句ですが、季重なり以前に気になる点があります。それはやはり上五中七の“白天の月光”。調べてみますと、白天とは中国語で「日の出から日没までの明るい時間」を指すようですね。白天が中国語だと分からない人も多いので、ここが損かなと。

 さて俳句の基本から言えば、季重なりはよほど強い理由があるか、もしくは季語に強弱を付けるかしないと、やはり句としては成立しづらいと私は思います。

 改善点としては二つ。まず中国だと分かるようにすること。もう一つは、(御句の場合は)季語に強弱を付けることでしょうか。

例)初霜の北京白天の月のやう

 後半に「月のやう」と置き、月を比喩として使えば、季語としての力は弱くなります。また北京(中国)だと分かれば、白天の月というフレーズを読み手がすんなり受け止められるのではないでしょうか。

点数: 0

「枯葉路やこれは枯葉を真似る虫」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 枯葉路やこれは枯葉を真似る虫

 秋沙美 洋様、拙句へのコメントありがとうございます。

 句意コメントの書き方が良くなかったかもしれません。首里城再建へ向けての取り組みを紹介はしましたが、あれがそのまま句の意味ということではありません。句意としては、秋沙美様のおっしゃる「首里城消失の現場に花ちょうじが咲いていて、その周辺に瓦の残骸が転がっているような光景」で構わないです。 

点数: 0

「ぎざぎざの歯科医かんばん隙間風」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: ぎざぎざの歯科医かんばん隙間風

こま爺様、コメントありがとうございます。

御句ですが、上五「ぎざぎざの」にリアリティを感じます。また「かんばん」と平仮名表記にしたのも、季語を引き立たせるのに効いていると思います。プレバトでいう”才能アリ”の良句だと存じます。

点数: 0

一口のブランデー濃き師走かな

回答者 南風の記憶

添削した俳句: ブランデーついと嗜む師走かな

 あらちゃん様、コメントありがとうございます。

 御句について、貴殿がブランデーや師走にどんな思いを託したいのか分からない状態で提案するのは、添削ではなく”改作”に当たり、作者に失礼だと判断したので、あえて例は示しませんでした。

 前も書いた通り、ブランデーと師走の取り合わせは良いと思いますので、いくらでも工夫できそうです。例えば……

・一口のブランデー濃き師走かな
・ブランデー甘し二人の師走の夕
・ブランデー苦(にが)し独りの師走かな

 このように、いくらでも場面設定できる材料は揃っていますので、あらちゃん様の表現したい内容で推敲していただければと存じます。

点数: 0

南風の記憶さんの俳句添削依頼

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この音はライト定位置息白し

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