俳句添削道場(投句と批評)

南風の記憶さんの添削最新の投稿順の2ページ目

キャタピラの鋼板を噛む柿落葉

回答者 南風の記憶

添削した俳句: キャタピラの噛む鋼板や柿落葉

 竜子様、よろしくお願い致します。

 御句ですが、「や」は不用だと思います。「や」には強調する働きがありますから、「キャタピラの〜鋼板」に「や」を付けることで、結果として季語「柿落葉」が弱くなってしまいます。季語を主役に立てるのは俳句の基本ルールなので、取り合わせの際はその配慮が必要です。

 これは拙句「ドーナツの〜」にも同じことが言えます。地雷はただでさえ強い言葉なので、「や」を付けると完全に主役となるべき季語「唐辛子」を食ってしまいます。

 私は間もなくこのサイトを去りますが、今後他の方の句に添削例を示される際には、俳句の基本を押さえた上でされた方が、お互いにとって有意義です。

 老婆心が過ぎたこと、お許し下さい。竜子様の今後の上達を願っています。

点数: 2

「冬日差す瓦礫の下のぬいぐるみ」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 冬日差す瓦礫の下のぬいぐるみ

 慈雨様、よろしくお願い致します。

 プレバトでいう「才能アリ」の良句と存じます。直す必要は全くありません。
「瓦礫の下のぬいぐるみ」この措辞で、状況が完璧に伝わります。更に季語「冬日差す」が効いています。絶望の中でも何とか希望を見出したい、そんな心情さえも伝わってくるようです。
 文句なく素晴らしい句です。この句に出会えて良かった。ありがとうございます。

点数: 1

「サイレンの遠く近くの霜夜かな」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: サイレンの遠く近くの霜夜かな

 竜子様、よろしくお願い致します。
 サイレンと霜夜の取り合わせは悪くないと思いますが、他の方も指摘されているように「遠く近く」がちょっと分かりづらいです。
 句意にあるように、サイレンが”しょっちゅう聞こえてくる”状況でしたら、
「サイレンのまた通り過ぐ霜夜かな」
 あるいは、サイレンが”遠くから聞こえたり近くで聞こえたりする”状況なら、
「サイレンの今度は近き霜夜かな」「サイレンの今度は遠き霜夜かな」
 竜子様の表現したい内容によって、しっくりくる言い回しを選ばれたら良いかと存じます。

点数: 1

「年寄りと地蔵の集い冬温し」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 年寄りと地蔵の集い冬温し

 こま爺様、よろしくお願い致します。

 御句ですが、字面をそのまま読みますと、年寄りと地蔵が”一緒に集まっている”という意味に読めてしまいます。原因は”集い”の言葉です。
 年寄り”達”とすれば集まっていることは分かるので、”集い”は省けます。
・冬温し老人達と地蔵様

点数: 1

「年寄りと地蔵の集い冬温し」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 年寄りと地蔵の集い冬温し

 こま爺様、「この島は〜」の拙句にコメントありがとうございます。
 私が不勉強なもので恐縮ですが、「この島」を「ネオン」に変えられたのは、添削ということでしょうか?

点数: 0

南風の記憶さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

お詫び

回答数 : 3

投稿日時:

ドーナツの形の地雷唐辛子

回答数 : 7

投稿日時:

この島は流刑地だった夕時雨

回答数 : 5

投稿日時:

重ね着す捲りたくなるやうな雲

回答数 : 3

投稿日時:

この音はライト定位置息白し

回答数 : 6

投稿日時:

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その他の添削依頼

炎天や樽割って死体のにほひ

作者名 青木ヶ原 回答数 : 0

投稿日時:

君想ひ目覚め卯の花腐しかな

作者名 かぬまっこ 回答数 : 5

投稿日時:

囀りや庭の一樹のにぎやかさ

作者名 洋子 回答数 : 1

投稿日時:

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