俳句添削道場(投句と批評)

南風の記憶さんの添削最新の投稿順の10ページ目

「海女達の冷えを癒す焚火かな」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 海女達の冷えを癒す焚火かな

 カイ様、早速の返信ありがとうございます。

 さっきは書かなかったのですが、先ほどのコメントは、カイ様の「冷えを癒す」「勤めを癒す」二つの句を読んだ上でのものです。どちらも、弱点は変わりません。

 俳句は十七音しかありません。したがって、如何に不要な言葉を削るかというのが基本になります。

 御句の場合、”勤めを癒す”と書かなくても、「海女」が「焚き火に当たっている」とあれば、きっと海で一仕事終え、寒さや疲れを癒しているのだろうということは、多くの人が想像できてしまいます。誰もが想像できることは、俳句の場合、書く必要はないのです。

 せっかく「海女」と「焚き火」という良い材料を揃えたのですから、もう少しリアルに想像を膨らませてみると、より良い句ができると思います。期待しています。

点数: 1

談笑す海女の真中にある焚き火

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 海女達の冷えを癒す焚火かな

 カイ様、お世話になります。

 御句ですが、海女と焚火の取り合わせは面白いと思います。ただ中七の「冷えを癒す」は不要です。なぜなら焚火には、寒さを凌ぐためのものだという意味がすでに含まれているからです。
 ここはもっと、海女の描写をした方が、映像がより鮮明になると思います。

例)談笑す海女の真中にある焚き火

点数: 0

次の歩はどんな色だろ落ち葉踏む

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 一歩づゝ違ふ色待つ落葉かな

 拓也様、お世話になります。

 御句ですが、「一歩づつ違う色待つ」という描写がちょっと分かりにくいと思います。また「落ち葉がそれぞれ違う色」だというのは比較的多くの人が気づくことなので、オリジナリティとしては弱いように感じます。

 ここは”自分自身”の次の一歩が、どのようなものになっていくのか。落ち葉の色とりどりな様を、自分の未来と重ねるように描くと、拓也様のオリジナリティが出てくると思います。

例)次の歩はどんな色だろ落ち葉踏む

 このように「どんな色だろ」とストレートに思いを書くのも一手です。如何でしょうか。
 

点数: 0

酒蒸しにしよう浅蜊の母も子も

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 酒蒸しになる浅蜊にも母がいる

 秋沙美 洋様、拙句へのコメントありがとうございます。

 なぜ季語との距離が”近い”と判断したかといいますと、ポインセチアには”クリスマスフラワー”という別名がある通り、すでにクリスマスの気分が入っているからです。クリスマス→サンタという連想はベタすぎるので、他の取り合わせができないか自分でも検討しています。

 それと御句ですが、実は食べ物の句がとても苦手で、自信を持って添削することができません。私なら「今まさに酒蒸しにしようとしている」光景を描くでしょうか。

例)酒蒸しにしよう浅蜊の母も子も

 また「俳句生活」というのは、雑誌「通販生活」において、プレバトで有名な夏井いつき先生が持っている俳句応募のコーナーです。

 どのような句が選ばれるかは、ちょっと説明が難しいですが、一つ言えることは……下は初心者から、上は私など足元にも及ばない熟練者の方達が、しのぎを削っている場所です。よろしければ、サイトをご覧になられて下さい。

点数: 0

冬空や裸婦像の背の光りけり

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 冬空へ背筋を伸ばす裸婦の像

 そうり様、お世話になります。
 御句ですが、面白い素材を取り合わせた句だと思います。ただ少し気になるのは、裸婦像の印象が強すぎて、季語「冬空」が弱い点でしょうか。
 私なら、裸婦像の背と冬空が重なるように描写するかもしれません。

例)冬空や裸婦像の背の光りけり

 なぜ裸婦像の背が光っているかというと、冬の日射しが当たっているからです。これで読み手の視線が、最後にまた冬空へ戻っていきます。

 追伸。この頃「俳句ポスト」や「俳句生活」にて、そうり様のお名前をよく見かけます。私もウカウカしてられないなと、いつも励みになっています。今後も、お互い切磋琢磨していきましょう!

点数: 1

南風の記憶さんの俳句添削依頼

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回答数 : 7

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重ね着す捲りたくなるやうな雲

回答数 : 3

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この音はライト定位置息白し

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投稿日時:

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