俳句添削道場(投句と批評)

平果さんの添削最新の投稿順の2ページ目

「朝日照り雨したたりて滲む虹」の批評

回答者 平果

添削した俳句: 朝日照り雨したたりて滲む虹

「滲む虹」には音の面白さがありますね!

雨が滴って滲んでいるということは、硝子戸越しに眺めている状況でしょうか? どうも私は想像力不足で、どんな状況を詠んだものか、なかなか浮かんできません。「滲む虹」をどの様にして捉えたのか、景が立ち上がるようにすると、きっとより良くなると思いますよ。

点数: 0

「老犬を柩に入れて霜の朝」の批評

回答者 平果

添削した俳句: 老犬を柩に入れて霜の朝

可愛らしい仔犬の句の後だと、この句の哀しみは一入です。

事実とは反しているのかもしれませんが、私には同じ一匹の犬のことに思われます。籠に入るほど小さかった犬が、落葉の中を駆け抜けていったあの犬が、いま、冷たい土の下に眠る日を迎えてしまった。季語「霜の朝」は、その土の冷たさ・愛犬を喪った心の寒さを十二分に伝えると同時に、昨夜の最期のお別れまでも想像できる点が、実に素晴らしいと思います。

点数: 0

「黄落のなかを仔犬の走り抜く」の批評

回答者 平果

添削した俳句: 黄落のなかを仔犬の走り抜く

先の句と繋がっているんですね。籠に入れられていた仔犬が、降り敷く黄葉に興味津々で騒ぎ立てるから、それならばと籠から出してやった。すると、楽しくって仕方がない様子で駆けていく。こちらの心まで弾んでくるような、心地好い句だと思います。

「を」を「や」にする可能性も考えましたが、内容が一連のものだから切るべきではなさそうですね。

点数: 0

「黄落や籠に入れたる仔犬かな」の批評

回答者 平果

添削した俳句: 黄落や籠に入れたる仔犬かな

籠に入れられた仔犬が、好奇心満々の眼で落葉降り敷く小道を眺めている様が直ぐに浮かんできますね。きっと籠から出したら、あちこち走り回って収拾がつかなくなるのでしょう。一方、籠を抱えた詠み手は、ゆったりと落葉道を歩いているような印象を受けました。

点数: 1

初富士や一輌の客皆仰ぐ

回答者 平果

添削した俳句: 白富士や文庫を閉ぢて見る車窓

既に御指摘がある通り、このままだと無季になってしまいますが、かといって新たな季語を持ってくるのも句趣を著しく変えてしまいますので、「富士」を新年初に見たことにして「初富士」にしてみました。
文庫本を閉じて車窓から眺めたというのが実際のところであり、その意味で富士は個人的な体験であったことと思いますが、「初富士」が見えたならば皆挙って見るだろうと想像されたため、添削案のような句となりました。
句趣を損ねないために、なるべく「富士」に近い「初富士」を選び採ったつもりでしたが、やはり新たな季語を使うと、どうしても趣きが変わってしまいますね。特にそれが新年の季語であったことも、句趣が変わった理由かもしれません。

点数: 1

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