俳句添削道場(投句と批評)

北野きのこさんの添削最新の投稿順の14ページ目

「竜の玉君去りし日のこと思ふ」の批評

回答者 北野きのこ

添削した俳句: 竜の玉君去りし日のこと思ふ

かぬまっこさん、こんばんは。
スキーヤーの句へのコメントありがとうございました。
指摘されてみると語句の意味の重複が明らかですね。
大変勉強になりました!

掲句ですが「思ふ」を削っても思いを馳せている事は伝えられるかなぁ、と感じました。

今回初めて「竜の玉」という季語を知りまして、少し調べてみたのですが、とても美しい色彩の植物ですね。

竜の玉の色に託して「君去りし日」の光景を具体的にしてみたかったのですが、いかがでしょうか?
情報を詰め込みすぎかな?

竜の玉君去りし日の海の色

点数: 0

「芸人が熱さを競ふおでんかな」の批評

回答者 北野きのこ

添削した俳句: 芸人が熱さを競ふおでんかな

腹胃壮さん、初めまして。
未熟者ですが感想を述べさせて頂きます。
どうぞよろしくお願いします。

原句では「熱さ」の語が
「おでんの熱さ」と
「芸人が芸に込める熱」の
ダブルミーニングになっているのでしょうか。
さらりとテクニカルで素敵です。

私は滑稽な感じを出したいと思ったので、以下の様な句を考えてみました。
字余りで、全く別物になっていますが…

おでん滾る芸人それはやり過ぎと

おでんは本来熱々ですが、グツグツ煮えたぎるほど加熱するのはおでん芸特有の光景だと思うので「熱さ」や「滾る」の語とも共存可能と考えました。

「熱々おでん芸」最近では季節を問わずテレビ等で見かける気がします。
熱湯風呂チャレンジと並んで某倶楽部さんの持ちネタになっていますね。
調べてみた所、去年は真夏の野外イベントでも披露された様です(苦笑)

そう言った観点から考えると、「おでん」を「おでん芸」に落とし込むと若干季感が薄れる様にも感じました。

この句から、これまでの人生で最も深くおでん芸に思いを巡らせる機会を頂きました。
ありがとうございました(笑)

点数: 1

「ああそれは罪のはじまり曼珠沙華」の批評

回答者 北野きのこ

添削した俳句: ああそれは罪のはじまり曼珠沙華

かぬまっこさんおはようございます。
私の句へのコメント、ありがとうございました。

読み終えて曼珠沙華の真っ赤なイメージが余韻として強く感じられました。
上五の「ああ」が主人公の複雑な心情の吐露の様に感じられて、私はとても好きです。

「罪」と「曼珠沙華」の組み合わせから、私は流血沙汰を想像してしまいました。
…ひょっとすると血みどろの愛憎劇なのかもしれませんが。
それならそれでただのサスペンスではなく、恋愛事だと分かる情報があった方が良い気がします。

また私は「曼珠沙華」の他にも映像的な語があった方が、より倫ならぬ恋をしている人物の心情や目線に近付けると思いました。

密会の君微笑むや曼珠沙華
ああ君の忍び来たるや曼珠沙華

点数: 1

「春江や膨らみ増して吾子の胸」の批評

回答者 北野きのこ

添削した俳句: 春江や膨らみ増して吾子の胸

皆さんの批評を読ませて頂いて「なるほど!」と思いました。
取り合わせ、大変興味深いですね。

恥を忍んで告白すると
「ハルエちゃんの胸が膨らみました」という意味かと勘違いしていました。
あぁ恥ずかしい。

季語との相乗効果で、女の子の成長の描写が非常に鮮明に感じられます。

個人的には「春の川」「春江(ちゃんと調べました!)」という季語からは麗らかなイメージの他に、目覚めた生き物達の息吹や蠢きの様な物も感じます。
泥の臭い、と言う様な。

魚獲りなどした幼少体験の産物かもしれません。

それを加味すると純粋に吾子の成長を祝う気持ちの他に、やや不穏なイメージも読み取れるように思いました。
親の戸惑い。
子自身の戸惑い。

やや勘繰りすぎでしょうか?

純粋に麗らかな気持ちを込めるのであれば他の季語との取り合わせも考え得る気がします。
春光?若緑?

でも、私は「春江」が好きです!!

点数: 0

「かまくらの童の唄も遠きかな」の批評

回答者 北野きのこ

添削した俳句: かまくらの童の唄も遠きかな

初めまして。
全くの初心者ですが感想を述べさせて頂きます。
的外れでしたらごめんなさい。

一読した所、「かまくらの童」から「かまくらの中に童がいる」のだと誤読してしまいました。

かまくらの中で遊ぶ子供が歌っていて
「遠くにあるかまくらからは童の唄声も遠く聞こえて来るよ」
あるいは
「(詠み手はかまくらのすぐ近くにいて)雪の壁越しに童唄が遠く聞こえるよ」
というような意味なのかなー、と。

童が帰っている事が伝わる情報が入っていた方が、よりあつこさんの考え通りの句になると思いました。
あと童は複数なのか?独りぼっちなのか?
私は複数にしてみました。
何となく希望を込めて(笑)

ただ、思った所で添削するのは非常に難しいですね。
これで精一杯ですが、原句と別物になっちゃいました…

夕焼けのかまくら子らの唄遠し
かまくらや子らの帰りて唄遠し

点数: 1

北野きのこさんの俳句添削依頼

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