「空青くさるとりいばらの花ふるる」の批評
回答者 文室七星
添削した俳句: 空青くさるとりいばらの花ふるる
文室七星と申します。
「菜の花や~母言へり」の句を添削ありがとうございます。
「にほひ」を「匂い」で、母の言葉に近くなること。また、下五の「母言へり」は下手に弄らずに素直にしておくことにしたのでした。まだそこまでの力量を持っていないので、添削例を出していただき、ありがとうございます。勉強になります。
エイジちゃんさんの句「さるとりいばらの花」が手持ちのもう一つの歳時記に掲載されているのを見て、練達の方なのだと知りました。
例句に、「海まぶしくて山帰来花散らす」(青柳志解樹)、「歳月のささやき山帰来の花」(鷹羽狩行)、「岩の上に咲いてこぼれぬ山帰来」(村上鬼城)の三句が出ています。
蔓性の植物なので、「空」との間に「光」が入ると、「さるとりいばらの花」が浮き上がってくる気がします。
初学者が出過ぎたことを申し上げてしまいました。
今後ともよろしくお願いします。
点数: 2