伊勢史朗さんの添削得点の低い順の33ページ目
「驚くや昼餉合図の干し蒲団」の批評
回答者 伊勢史朗
添削した俳句: 驚くや昼餉合図の干し蒲団
どうもこんばんわ。早速御句について。誰が驚いたのか誰にとっての昼食時なのか誰が布団を干したのか主体が全く読めませんでした。あるいは英語で言う「who」は誰でも良かったのかもさえわかりません。完全に置いてけ堀をくらっちまいました。
ところで私が「手練れ」との事ですが滅相もありません。クレイジーケンバンドの曲の歌詞「背中で睨み合う虎と竜じゃないが俺の中で俺と俺とが戦う」のように「自惚れ」と「俯瞰」を自ら戦わせているだけです。他人の目に触れさせてしまえば自分の俳句は読者の物になります。他人から評価を欲しくばまず読者の目で自分の作を見直すように心掛けているだけですが。
それではどうか今宵も御健吟に。
点数: 2
「ぷるぷると押すスイッチや杉花粉」の批評
回答者 伊勢史朗
添削した俳句: ぷるぷると押すスイッチや杉花粉
どうもこんばんわ。俳句も5w1hを明確にしないと相手に意図が伝わりません。しかし、たった17しかない俳句では必要な情報だけを残して不要と思われる情報は削る作業が必要になります。いったい何のスイッチかがわからない御句は少々投げやりな読後感でした。
拾はれて聖歌に育つ子猫かな 藤田湘子
は十七音を無駄無く使い切って十七音以上の膨らみのある情報を発信したと思います。
今宵も御健吟に
点数: 2
雪しづる南天の枝拾ひけり
回答者 伊勢史朗
添削した俳句: 今朝の雪ひと枝の赤拾いけり
どうもこんにちわ。季重なりを意識し過ぎてなんだか良くわからない内容になっています。俳句の季重なりは元々当たり前だったのにいつの間にか「駄目な事」になっているだけ。この添削道場でも頭でっかちな指摘が目立ちます。まず季重なりを気にしないで作り終えてから是非を判断しては如何でしょうか。
どうか午後も御健吟に。
点数: 2
行く春やワイパーは鼓動の如く
回答者 伊勢史朗
添削した俳句: ワイパーは鼓動のごとく春の雨
どうもこんばんわ。「ワイパーは鼓動の如く」は詩的で素敵な表現だと思います。しかし、ワイパーが動いていれば既に雨が降っているのは読者から景として見えます。情報が被ってしつこいので季語は差し替えたほうがよろしいかと思います。今宵も御健吟に。
点数: 2
伊勢史朗さんの俳句添削依頼
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