「ゆうやけやとてもきれいだうれしけり」の批評
回答者 つちや郷里
添削した俳句: ゆうやけやとてもきれいだうれしけり
ヤマチャン180さんはじめまして。
つちや海郷と申します。
よろしくお願いします。
俳句初心者さんですか?
失礼なことを言いますが、こちらの句はお子さんが詠んだ俳句なら全然いいですけど、ヤマチャン180さんが大人の方だとすると、この句はかなり駄目ですね。
褒めるとするなら季語が入っていて、五七五になっているというところだけです。
・俳句は基本的に情景描写なので「とてもきれいだ」などと季語を説明しなくていいです。
・俳句で「嬉しい」というような感情を入れ込むことはあまりありません。入れるときは、それを言うことによる効果があるときだけです。こちらの句はただの感想になってます。
・あと文法ですが、「嬉し」というような形容詞に助動詞がつくときは「補助活用」という活用法が使われます。
「けり」は連用形につきます。「うれ・し」の連用形の補助活用は「しかり」なので、「うれしかりけり」とならなければなりません。
・ただ、この俳句には「や」「けり」と切れ字が二つあります。これは俳句としてはよくない作り方なので、『切れ字は一つ』ということも覚えてください。
・上五・中七・下五でぷつぷつと切れる、いわゆる三段切れでもあるので、詩を繋げましょう。
・余程の理由がない限り、俳句はなるべく漢字で書きましょう。
長くなりそうなので、この辺にしときます。
上五の「夕焼や」はそのままで、自分の見た景色を残りの十二音で作ってみてください。
次回の投句楽しみにしてます。
俳句作り頑張ってください。
点数: 5