俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削得点の高い順の92ページ目

「花冷えや引越し部屋の鍵掛くる」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 花冷えや引越し部屋の鍵掛くる

こんにちは。

こんなのは如何でしょう?

 花冷えの部屋引き払ふ鍵掛くる

・下五に置いた「鍵掛くる」は、退去の最後の一瞬間を切り取る語として良いと思いました。
・他の方のコメントにもありますが、「引越し部屋」という言い方には引っかかりを覚えましたので、別の語に言い換え(動詞が多くなりましたが…)。

点数: 0

「狐火の如くホーム一人夜勤明け」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 狐火の如くホーム一人夜勤明け

こんにちは。

こんなのは如何でしょう?

 狐火や駅のホームに吾ひとり

・「狐火」(夜中)と「夜勤明け」(明け方~早朝)に、時間のズレを感じました。
・「夜勤明け」という言葉が「ホーム一人」の理由説明と見えますので、それならば十七音の中には不要と考えます。
・「ホーム」は、駅のプラットホームのことと読み、そう解るように語を足しました。
・中七下五「ホーム一人夜勤明け」に助詞が全くないというのも、窮屈に感じました。また、このために「の如く」の比喩の対象がよく解りませんでした(「一人」でいることなのか、「夜勤明け」という状況についてなのか、あるいは「ホーム」の景色(※)なのか…)。よく解らないので、切れ字「や」で取り合せる形に。

※「ホーム」の景色が、「狐火」(冬の夜に多数の怪火が点滅する現象)に喩える対象としては一番しっくりくるかなと思ったのですが、それだと文法的には「の如き」とすべきことになり…。解らないのに文法誤りという断定も出来ないし、さて?

点数: 0

「サングラスに衣装の女子と愛語る」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: サングラスに衣装の女子と愛語る

おいちょさん、こんにちは。

一連の投稿を拝見して(ぜんぶ読んだとはとても言えませんが)、感想など。

俳句というのはシュルレアリスム的なものだなあ、という考えは私の中にも以前からあったものの、私の認識は「二物衝撃」≒「デペイズマン」といった感じの捉え方でした。が、おいちょさんの投稿を見ていると、「オートマティズム」から「コラージュ」を経る作句というのもアリかなあ--というか、それがおいちょさんの目的なのかなあ--などとも考えました。

提案句というか、この投稿のコメントの語から私なりに連想した句を置いていきます。

 アイドルだって愛に堕ちたいサングラス

・コメントの言葉から「アイドル」と季語「サングラス」を使用。そして、「荷物も落ちて」の「落ちる」から「堕ちる」に文字変換して流用。
・英語の「fall in love」を直訳した言い回し「愛に堕ちる」。違和感のある言葉の並びを意識的に残してみました。

点数: 0

「麦わらの帽子の君の影を踏む」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 麦わらの帽子の君の影を踏む

初めまして。

句の半分以上が、あいみょんの「マリーゴールド」のサビ。

これを“本歌取り”として見ようと思えば、元歌に対するリスペクトだったり、元歌でない部分の独自性やインパクトだったり、といった点を気にするのですが、この句は…。

「影を踏む」は晴天の下にいる二人の距離感みたいなものを言い表そうとすると、割とすぐに思いつくものと思われます(私も以前、その動作を詠んだ句で雑詠に投句し…見事にボツでした)。

元歌との関連については、リスペクト云々は私には余り感じられず。元歌において、二人の距離感といったものは別の表現が既に十分にされていて、ここに「影を踏む」を足した句を出してきても、これを“本歌取り”だとすると「元歌に対してどういうスタンスなのかよく解らない」と感じます。

ゆきおさんは、この句の実作者ではなく“投稿の代行”のようなので、厳しい言葉はあまり意味が無いかもしれませんが…。

よろしくお願いします。

点数: 0

「ひまわりや仰ぎ見ん退職の朝」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: ひまわりや仰ぎ見ん退職の朝

初めまして。

切れ字「や」のことや、動詞「見る」のことは、既に他の方のコメントにあるとおりと思います。

この句の軸(というか重心というか)は「朝」にあるように感じました。
「向日葵に鼓舞された気持ち」ということで、「朝」を繰り返してみるというのは如何かと、

 退職の朝ひまわりを仰ぐ朝

よろしくお願いいたします。

点数: 0

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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回答数 : 5

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汗ばむやネクタイにつながれしまま

回答数 : 6

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回答数 : 2

投稿日時:

長谷機械児さんの添削依頼2ページ以降を見る

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