俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削得点の高い順の87ページ目

「木々の影ひかりと化せり春の川」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 木々の影ひかりと化せり春の川

卓鐘さん、こんにちは。

御句について。

初読では、“木漏れ日”の、光でなく影(陰ではなく、川面に映す枝々の影)のほうから描写を始めた句かと思っていました。
そして、げばげばさんのコメントを見ると、あ、そういう見方もあるか、さらに、イサクさんのコメントに「山本山感」とあり。なるほど、と、一人納得しておりました。

私の初読イメージでの提案句。

 木々のかげ春の川面をかがやかす

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

「千年をアシンメトリー青柳」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 千年をアシンメトリー青柳

たーとるQさん、こんにちは。

御句について。

・「千年を」の後に省略された語が想像しづらいです。
・「千年を」の後が何にせよ、中七下五と直接繋がらないということは切れているわけで、この句は三段切れと言えます。
・「柳」と「アシンメトリー」との取り合わせ、ではなくて…? これがコメントを読んでもどうも掴めないでいるところです。

提案…何か置けるかなあ…。非対称云々を「アシンメトリー」と言わず、具体的事物で提示したりすれば…。

 浮世絵の外へはみ出す柳かな

表現したい景に近づいているかどうか。どうも観念的なので、こちらも自信が持てませんが。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

「子蛙のやうに柳へ跳ねてゐる」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 子蛙のやうに柳へ跳ねてゐる

イサクさん、こんにちは。

再訪です。

“だまし絵のような俳句”とコメントを残した後、これに続く人が全く出てこないので、「あれ、何か頓珍漢なコメントしたかなあ…」と暫しもやもやしていました。

「子蛙」という言葉は、辞書的にはともかく、世間では無くはないようで。Webで検索すると、親蛙と子蛙がどうしたという民話があったり、親蛙の上に子蛙が乗っているとする置物がヒットしたりしました。その置物も、本来は雄雌の二匹の姿なのを親子と捉えたものらしく、勘違いの上に成り立っている言葉、という感じはしますが。

私の「蛙子の」の句に関しては、初案「蝌蚪の足…」から考え始めていたのを、季語「蛙子」に変える発想のきっかけの一つではあったと思います。(「蝌蚪」という語感の古さが気になって、別の言い回しはないかと考えていたところに、「子蛙」いや「蛙子」というものもあるな、と)

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

「夜を畝る老樹の幹や夏の雨」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 夜を畝る老樹の幹や夏の雨

卓鐘さん、こんにちは。

御句について。

・何を削るかという話では、私は「夜」を削ります。「夏の雨」という季語は、日差しの強い夏だからこそという感じがするので、「夜」に限定して景の描写を始めるのは勿体ない感じがします。
・中七の切れ字「や」。「老樹」と「雨」とは一つの景色に収まっていて、強く切り替える必要を感じないので、別の助詞に変えてつなげるのが良いと思いました。

 うねりたる老樹の幹へ夏の雨

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

「油照り300円で運ぶピザ」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 油照り300円で運ぶピザ

秋沙美さん、こんにちは。

俳句生活「滝」地選おめでとうございます。

で、祝辞は他の方から散々されているので、私からはミソを…。
(なんという役回り…、でも誰も書いていないので…)

ぱっと見で、仮名遣いが気になりました。正しくは「絶え間なく」でしょう。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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回答数 : 7

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ヒートンぐりぐり薄暑の壁抉る

回答数 : 2

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清姫の鹹き恋さくら餅

回答数 : 3

投稿日時:

長谷機械児さんの添削依頼2ページ以降を見る

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