俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削得点の低い順の86ページ目

「駆け抜ける風と僕らのソーダ水」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 駆け抜ける風と僕らのソーダ水

友也さん、こんにちは。

「夏空や」以降の御句3句、季語以外に出て来る言葉が「声」「時」「風」という“使い勝手の良い”感じの言葉で、これを形容する言葉も、どこかで聞いたような(コメントにもある「CMのキャッチコピーみたいな」)言い回しになっています。

自分の頭の中を探してみても言葉なんてそうそう見つかるものでなく、俳句の材料は自分の外に求めるのがよいとは、プレバトのN先生が言っていたのだったかなあ…。自分の外側に目を向けて(花鳥風月を愛でに吟行に出るのは難しくても、ニュースでも映画・小説・漫画・ゲーム等々でも、生活の実体験でも)これを言葉におこすのが、つまるところ「写生」なんだろうと思います。

宗教の句は信心人それぞれなのでコメントしづらいのは事実ですが、実体験句、写生句までも封印したままだと、この先似たような句ばかりになるのではないかなあ、と思います。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

「炎天に朱塗りの門の遠く見ゆ」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 炎天に朱塗りの門の遠く見ゆ

なおじいさん、こんにちは。

御句について。

・「遠く見ゆ」という落着に、尻すぼみな感じがしました。朱塗りの門の観察・描写にいくわけではないんだ…と。

遠くにあることは上五・中七のうちに述べてしまい、末尾を「門」か「炎天」(炎天下)で終えたほうが良いと思います。

 炎天や遠目に映ゆる朱の山門
 朱の門の近づきがたし炎天下

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

「焼き秋刀魚硬くて白き目玉かな」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 焼き秋刀魚硬くて白き目玉かな

ちゃあきさん、こんにちは。

御句について。

“そのまんま”なことを言ってのける句は数々ありますが、表現の工夫だったりとか(滝の水が現れて落ちていったりとか)、言葉にされるまで気づかないような事柄だとか(流れる大根の葉のはやさとか)があるもので、「硬くて白き目玉かな」は他に言いようが無いだろうか、と思うところです。

たとえば比喩とか、

 秋刀魚の目焼かれ白磁の玉となる
 秋刀魚の目焼かれ真珠の核のごと

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

「朱の群れにピンクあり土手の彼岸花」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 朱の群れにピンクあり土手の彼岸花

柴崎恵子さん、こんにちは。

御句について。

・「土手」という場所の明示に何か効果があるのかどうか…。
・「(ピンク)あり」という言葉が、中八字余りのもとであり、状況説明の散文的に感じさせるところでもあると思います。

コメントにある「ポツンと」。このあたりのオノマトペを使えないかな、と。

 朱に交じりピンクのぽつり曼珠沙華

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

「曾祖母のポトフのレシピ秋彼岸」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 曾祖母のポトフのレシピ秋彼岸

たーとるQさん、こんにちは。

御句について。

「~のレシピ」での体言止め。「ポトフ」が目の前には無いような(ポトフが主役になっていないような)感じを覚えました。

 ひいばあちやん仕込みのポトフ秋彼岸
 秋彼岸ポトフは曾祖母直伝

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

初詣一里塚めく句碑をたどり

回答数 : 5

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回答数 : 7

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大南風やくざな鳥の来て騒ぐ

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汗ばむやネクタイにつながれしまま

回答数 : 6

投稿日時:

ヒートンぐりぐり薄暑の壁抉る

回答数 : 2

投稿日時:

長谷機械児さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

羽たたみ恍惚となる秋蝶の貌

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作者名 いくたドロップ 回答数 : 4

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梅雨晴や針の先よりペニシリン

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