俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削得点の低い順の85ページ目

「不倫もうやめます薔薇が痛いから」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 不倫もうやめます薔薇が痛いから

げばげばさん、こんにちは。

「自分の句」より先に、拙句へのコメントとは恐縮です…。
(明日か明後日にはさらに輪をかけたコメントが必要になったり…)

御句について。

・「薔薇が痛い」という理由付けは、虚としても、滑稽に向いたように見えるのは意図通りでしょうか。(イメージの仕方によっては、蔓薔薇の鞭を手にした妻が朝帰りの夫を待ち構えているような画も…)
・薔薇と不倫を取り合わせるなら、むしろ薔薇は不倫の背を押す方向に力を発揮しそうで、「もうやめます」と言いつつ、この句の主人公は、やめないんじゃないかな…。

添削というのでなく、「薔薇」×「不倫」で別に考えてみた句(やめられない方向で…)。

 不倫やめると言つた端から薔薇赤く
 薔薇に気圧されて忽ち失楽園
 薔薇や知らず知らずのうちに逃避行

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

「石鹸の良き香を包む浴衣かな」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 石鹸の良き香を包む浴衣かな

負乗さん、こんにちは。

御句について。

・意味合いとしては存続の助動詞「り」があったほうが現実感が出て良いかと思いますが、今のかたちだと窮屈にも感じます。
・「良き」という価値判断の語は除いた方が良いかなと思います。石鹸の香が「良い」ことには特に意外性もないので。

「良き」を削り、同じ存続の意味をもつ助動詞「たり」を使って、

 石鹸の香を包みたる浴衣かな

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

「祇園会や京都なうだと友の嘘」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 祇園会や京都なうだと友の嘘

友也さん、こんにちは。

御句について。

・実体験エピソードの取っ掛りは祇園祭だったとしても、「祇園会」を季語として一句になるエピソードではない気がします。
 季語「祇園会」の射程範囲で俳句にしようとしたら、これくらいでしょうか…。

  祇園会の写真に添えた京都なう

・「○○なう」というスラングに対する外国人の意識のズレ(外国人にしてみれば、「Now」は「今・現在」でしかないわけで)を、「嘘」とは言わないでしょう。

・実際に京都にいるかを確認するやりとりは句にならないと諦めて、“実はここに、自分と一緒にいる”くらいまで事実を変形すれば、俳句になるかも。

 京都なうとつぶやく友と江戸の鮨

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

「ビル街の鼻垂れ餓鬼へソーダ水」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: ビル街の鼻垂れ餓鬼へソーダ水

カイさん、こんにちは。

御句について。

・「ビル街」は必要でしょうか。むしろ、(もう一方の投句の)コメントにあった“駄々をこね”のほうが要るのでは?
・「鼻垂れ餓鬼」は「鼻垂れ」と「餓鬼」のどちらかで足りるように思います。あるいは、もっと一般的な「鼻たれ小僧」か。
季語「平野水」。初めて知りました。この句の景なら、これもよいかも、と思います。

 駄々こねる鼻たれ小僧平野水
 駄々こねる小僧の鼻先にラムネ

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

「炎天を歩む化石のごとき亀」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 炎天を歩む化石のごとき亀

土谷海郷さん、こんにちは。

御句について。

私は全く知らない光景ですが、良いのではないかなと思います。「化石のごとき」という判るような判らないような比喩がなんとも…。

一点、「炎天を」は、「炎天下」がいいと思います。「炎天」は空のことなので、亀の歩みについて「炎天を」というのは合っていないかなと。亀は、空に向かっているわけでなく、空中を歩くわけもなく、地に足つけている存在なので。

 炎天下歩む化石のごとき亀

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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長谷機械児さんの添削依頼2ページ以降を見る

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