俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削投稿の古い順の85ページ目

「木枯や前へ前へと踏むペダル」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 木枯や前へ前へと踏むペダル

マサトさん、こんにちは。

御句について。

面白いと思います。
漕ぎ手の意識は「前へ前へ」とありながら、物理的な力は「踏む」で下方に向かい、「木枯」はきっと向かい風。いろいろなベクトルが錯綜する自転車の描写だと思います。

添削…、思いつきません。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

「日向ぼこ雨の予兆のにほひかな」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 日向ぼこ雨の予兆のにほひかな

土谷海郷さん、こんにちは。

御句について。

「にほひ」要るかなあ…というのが一次的な感想なのは、なおじいさん・イサクさんと同様のところ。
それで「にほひ」を外す添削案を考えていたものの、コメントからすると「あの独特のにおい」こそが重点のようなので、

 そよ風に雨のにほひや日向ぼこ
 日向ぼこの庭に一ト雨来るにほひ

「日向ぼこ」に「匂い」を持ってくるには、もうちょっと具体的な要素があってもよいかな、ということで「風」とか「庭」とか加えてみました。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「高き塀より上に皇帝ダリア」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 高き塀より上に皇帝ダリア

佐渡の爺さん、こんにちは。

「皇帝ダリア」は、私の手持ちの角川文庫「俳句歳時記 第五版 秋」には収録されていました。例句は2句掲載されていて(片山由美子、櫂未知子)、これらも高さや立ち姿に焦点が当たっている様子。

「高き」「上」と畳みかける御句も高いのは解るのですが、「皇帝ダリア」の句として、「高いだけ?」とも思ってしまいました。
この句の「塀」に何か別のニュアンスを持たせられないか、とか。

 塀の向こうは皇帝ダリアだけが知る
 ぬけぬけと皇帝ダリア塀のうへ

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

「小春にて野道土踏みジャズラジオ」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 小春にて野道土踏みジャズラジオ

こま爺さん、こんにちは。

御句について。

・ぱっと見で言葉が多い、という印象を受けました。句の焦点が何処にあるのか…「野道」、「土」、「ジャズ」、「ラジオ」?
・「にて」という助詞で季語「小春」とこれらの事物をつなげるべきかどうか。「小春」だから「野道を歩きました」という因果にも見えるので、いったん切るか、「の」くらいで繋ぐ方がいいのではないかと思います。

添削と言うより改作に近いですが、「野道土踏む」は「散歩」に纏めて、音数を「ジャズを聴くこと」に使うとして、

 小春日の散歩はジャズを聴きながら
 小春日やradikoでジャズを聴く散歩

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「老父母と居るやすらぎや草の花」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 老父母と居るやすらぎや草の花

かぬまっこさん、こんにちは。

御句については、「やすらぎ」が、「うれしい」「たのしい」に近い感情の直接表現になっていると見えます。
「やすらぎ」を感じさせる具体的な事物に置き換える、というのも一案かと。

 老父母の茶飲み話や草の花

今後ともよろしくお願いします。

点数: 6

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

父と子を追ふ夏休の掃除機

回答数 : 7

投稿日時:

大南風やくざな鳥の来て騒ぐ

回答数 : 3

投稿日時:

汗ばむやネクタイにつながれしまま

回答数 : 6

投稿日時:

ヒートンぐりぐり薄暑の壁抉る

回答数 : 2

投稿日時:

清姫の鹹き恋さくら餅

回答数 : 3

投稿日時:

長谷機械児さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

アスパラやキャバ嬢の紅けばけばし

作者名 感じ 回答数 : 8

投稿日時:

童女の挨拶の声春の風

作者名 佐渡 回答数 : 6

投稿日時:

菊煉りや老体汗を滲ませて

作者名 久田しげき 回答数 : 1

投稿日時:

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