俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削得点の高い順の85ページ目

「さわがしき零時の子らよ年迎ふ」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: さわがしき零時の子らよ年迎ふ

イサクさん、「空箱」句等の批評添削ありがとうございます。

「空箱」句の過去形ですが、見たり聞いたりという感覚でなく、まさに面倒な作業中のことを現在に置いたら「仕事納めかな」の詠嘆「かな」と合わなくなるかと。本当は、完了形にしたいところだったのですが「抱へて」「抱へる」だと口語文法の現在形に読めるなあ、と、過去に押し込めてみた感じです。

御句について。

「子ら」の「ら」は、「子」が複数人なのか、「子」でない人も騒がしい中にいるのか。「子」が何者か(自分の子か、親戚の子か、街の中やテレビ画面の中に見かけた赤の他人か)と合わせて、想起できる景がいろいろある句だと思います。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

「元旦や集いし家族みな笑顔」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 元旦や集いし家族みな笑顔

あつこんさん、こんにちは。

お題は「元旦」なのですが、御句では、「元旦」と「集いし」(過去形)で、“朝、短い間に顔を合わせただけ”みたいに見えるのが引っかかりました。以下のようなのでどうでしょう。

 集ひたる家族笑顔のお元日

「元旦」を「元日」に変え、音数調整で「お元日」としましたが、「お元日」は歳時記の中でしか目にしないような言い回しなので、「お正月」「三が日」のほうが良かったかもしれません。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

「鼻奥を四日の風の甘かりき」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 鼻奥を四日の風の甘かりき

秋沙美さん、「寝坊助」句等の批評添削ありがとうございます。

御句について。

コメントを読んでもはっきりとしない(コメントの方がさらに一読では不可解)ので、添削できないのですが、受け取った光景だけ。

三が日宴席続きで迎えた四日目の朝、アルコールが鼻息に残っている感じ、として受け取りました。
わざわざ過去形にしているのは、“今年の正月は、コロナ禍でそんな宴席もないのだけれど”ということかと。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

「抱き飽きた猫を抱きたる四日かな」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 抱き飽きた猫を抱きたる四日かな

イサクさん、「図らずも」句の批評ありがとうございます。

御句について。

松の内の一日一日を猫で詠むということですか…。
「十牛図」みたいに、そのうちに猫が逃げていなくなったりとか?(ネタ潰し?)

上五「た」と中七「たる」の併用が気になります。口語文法と文語文法の混在もアリ(全体的に口語文法の句の中に切れ字「や」を使ったりとか)とはいえ、この助動詞2つは…。

 抱き飽きた猫抱き続け四日かな
 抱き飽きてなほ猫を抱く四日かな

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

「あのへんのゴンドラ軋む冬銀河」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: あのへんのゴンドラ軋む冬銀河

坂本かなえ さん、はじめまして。

私は初心者(ここに投句し始めてまだ半年にもならず、句歴もトータル1年あるかどうか)なので、「要望:褒めてください」のような調整は出来ませんが、コメントさせていただきます。

「あのへん」という指でさせる程度の空間からはじめて、広大無辺な「冬銀河」で終るのですが、中七は視点の切り替えが上手くないと感じます。どこかから指さして“あのへん”のゴンドラを見る。直後に“冬銀河”があるので、唐突に感じます。

あったはずのものが消えて、冬銀河に気づく、という流れなら「あのへん」でもおかしくないのだろうかと。句意がまったく違ってきますが。

 あの辺のゴンドラ消えて冬銀河

あるいは、単に「ゴンドラ」と「冬銀河」を取り合わせた景の描写として、「あのへん」を捨てるか(イサクさんの案と似てるか)。

 ゴンドラの影の切り欠く冬銀河

あと、ここは添削道場なので、批評の際には提案句など残されると良いと思います。入力フォームの「手直しした俳句」欄でも、コメント本文中でもよいですが(私は複数の案を挙げることが度々あって、「手直しした俳句」欄への入力は少なくなりました)。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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回答数 : 7

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清姫の鹹き恋さくら餅

回答数 : 3

投稿日時:

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