俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削最新の投稿順の84ページ目

道傍の地蔵の灯にも素秋かな

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 道傍の地蔵の灯にも秋来る

げばげばさん、こんにちは。

「社会的~」「ピアス四つ」句の批評ありがとうございます。

クラブシーンには疎いので、「ギグの印」というものは知りませんでした。下戸で酒も飲まないので、目当てのミュージシャンが出演するときのライブハウス以外、基本的に、繁華街という所は素通りしかしないのが、私の実際です。
私のコメントに書いた「クラブ・カルチャーが青春の方」というのは、ファッション・文化としての入れ墨をしている人という程度で、職業的に本当に恐い人でないことという否定形の意味合いが強いです。“本当に恐い人というのは、見た目で目立つようなことはしない。悪目立ちしてたら生きづらい世界だから”と、小学生くらいの頃に教わったので、過剰にアクセサリーをつけるような人は本当に恐い人では無い、は割と常識的な判断とばかり思ってました。

さて、御句、拝読いたしました。

・まず、「道傍」の読みがわからないところで躓きました。意味は「道端」なのでしょうが、「みちばた」なのか「どうぼう」なのか。手元の国語辞典(新明解の第五版)にはどちらも収録されて居らず・・・。Web検索すると、昔の小説では「みちばた」と読ませる例があるらしいこと、辞書的には「どうぼう」であるらしいことがわかりました。・・・結局どちらか判らなかったわけですが。

・もう一つ気になる点は「も」ですね。立秋としての「秋来る」に「も」は要るのか。暦の上の秋なら、個々の事物で来たり来なかったりするなんてことはないので、不要と思います。単に「秋」の句であれば、特に不自然とは感じません。

提案句は、「道傍」を音読み「どうぼう」であるとして、下五を「秋」の漢語表現にしてバランスをとるようにしたものです。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「立つ秋やトイレきれいな無人駅」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 立つ秋やトイレきれいな無人駅

なおじいさん、「立葵」「観覧車」「猫じやらし」句への批評ありがとうございます。

動画については、すでにげばげばさん、イサクさんが貼られていて、既にご覧になったと言うことなので・・・。

「路地裏」のイメージ。確かに、昭和の子ども遊びとか、赤提灯とか。四音だから、五音単語より使い勝手がよいというのもあり、最近挑戦してみた「無人駅」や「観覧車」などよりも強力な“凡人ワード”かも知れません。

御句について。
意想外で説得力のある、実体験の利いた中七だと思います。トイレとは! 乗降客の少ない無人駅だからこそ清潔だったということは言えるかもしれません。

私の知っている無人駅は、20年以上前ながら実際に通学に使っていた駅なので、周辺の景色やらプラットホームの様子やらはいくらでも思い出せるのですが、そんなに印象に残る経験はありませんでした。(・・・あの駅のトイレは、使ったことないなあ)

今後とも、よろしくお願いします。

点数: 0

「山間の打上花火はしゃぐ君」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 山間の打上花火はしゃぐ君

74さん、「西瓜大菩薩」句への批評ありがとうございます。
「でんすけ西瓜」という名のスイカがあるのですね。葡萄や梨ほどには、西瓜の品種やブランドというものにこだわってみたことがなかったので知りませんでした。
「黒光り」から「ごきぶり」は、確かに・・・。

「ソリチュード」句は既に添削済で、「トマトの芯」は自分は普段食べていないから詳細が思い出せない・・・といろいろあって、こちらに。

こちらも、私はプレバトを見ていないので、このときのお題にどんな縛りがあったのかよく知らないのですが。
「はしゃぐのは君だけではない」に当たる表現は要るようだとして、「山間」という語はそんなに必要な語なのでしょうか?

全くの別の句となるため、提案句ではなく、参考として下に措いておきます。

 君よりも浮かるる吾や揚花火

今後とも、よろしくお願いします。

点数: 1

「西瓜食ふ若者五人無人駅」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 西瓜食ふ若者五人無人駅

イサクさん、「無人駅」「観覧車」句への感想ありがとうございます。
「解体すすむ」確かに。直接見ていない解体中の観覧車を具体的に描こうとした結果、説明になっていました。
「ゴンドラ取れし」が事故に見えるというのは、言われてみればそうですね。当初は「カゴ外されし」だったのですが、「苺摘」の直後に「カゴ」ってあまりにもぴったり即いてるので、「ゴンドラ」に変えた結果、あんなことに・・・。

御句について。添削でなく感想を。

しばらく、その場で西瓜を食べることのできる無人駅というものが想像できず(無人駅って、駅そのものも駅周辺も不便な所では?)、そんな措辞はないものの、実はAI制御の無人コンビニ(商品に「カットスイカ」あり)も整備された最新ハイテク無人駅か!? とか考えていました。
げばげばさんの「線路を歩くリバーフェニックスみたいな5人」なら、なるほどそんな景色もあり得るのか。些かアウトローの感がありますが(冒険少年たちはそのスイカをどこから調達してきたんでしょうね。無人をいいことに、ホームで西瓜割でもしますかね)。
海水浴やフェス等のイベント時の駅は、普段は無人駅だとしても、臨時改札口ができたり、警備員・誘導員が配置されたりして、「無人駅」と詠む景色ではなくなっていそうなので、そういうのではないだろうと思っています。

今後とも、よろしくお願いします。

点数: 0

「種も食う勢いで食う西瓜かな」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 種も食う勢いで食う西瓜かな

ダックさん、はじめまして。

御句、拝読いたしました。

・食べ物を前にした子ども達の(おもに男兄弟どうしの)の熾烈な戦い、わかります。
・動詞「食う」を繰り返す三段切れ(同じ動詞を使うことでつながりがあるから、三段切れ自体はあまり気にならない)と思うのですが、上五中七の威勢良さがあるだけに、最後に「かな」で終らせるのは急に大人しくなったように見えました。体言止めで終らせるのが良いとは思うのですが、私にはいい下五が思いつきません。

とりあえず「西瓜」名詞止めで、いろいろ考えてみたものの・・・

 一心に種ごとかぶりつく西瓜
 ただただ食らふ種ごと食らふ西瓜

一句目は繰り返しが消えてしまいましたし、二句目は韻律何処に行ったんだって感じですし。

今後とも、よろしくお願いします。

点数: 0

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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