「一坪のキバナコスモス花野なり」の批評
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 一坪のキバナコスモス花野なり
なおじいさん、「富士はふぢ色」「跨線橋」句の批評ありがとうございます。
ひらがな表記にするか、漢字表記にするか、画一的にこれと決めている基準はないです。「富士はふぢ色」に関しては、一目見たときに「藤」の字が目に入るのを回避した、というところです。季語「秋夕焼」より先に「藤」が目に入ると混乱とまでは行かずとも、煩雑に感じるかと。
御句について。
・お題「花野」で考えるに当たり、似たような情景を考えていたところでした。御句のように「花野なり」とは言い切らず、花野と言うには半端な存在感といった句意で考えていたのでしたが。一坪でも「花野なり」と言い切れるキバナコスモスに、よほど旺盛な生命力が感じられたのだろうと思います。
・「キバナコスモス」は季語なのでしょうか? 手元にある2種類と、ちょくちょくお世話になっているWebの歳時記「きごさい歳時記」、あと、Amazonの読み放題サービスで入手した電子版1種類にも当たってみましたが収録されていませんでした。季重なりは気にしなくていいように思います。
・どちらかというと、「キバナコスモス」という表記、生物学の書籍か図鑑のようなカタカナ表記が気になりました。「黄花コスモス」としたほうがよいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
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