俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削最新の投稿順の79ページ目

稲妻やエコーに映る子の噦り

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 噦りするエコーの吾子や稲光

げばげばさん、「かくれんぼ」句の感想ありがとうございます。

御句について。再登場させていただいて、提案句措いていきます。

・「稲光」はあえて“光”と強調せずとも「稲妻」でよいのではないか(稲妻でも視覚イメージ先行の季語らしいですし)。
・「噦りする」を名詞にする。

ただ、この提案句は下六。「しゃっくり」について、「しゃくり」からの変化と国語辞典に記載があるものの、「しゃくり」としての項立ては見つからず。古語では「さくり」という読みがあるものの、そこまで古風にする必要性は感じない(「嚔」(くさめ)みたいに、現代生活では使わないが、俳句・短歌ではあり、というならそれでも良いでしょうが)。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「ほの揺るるライターの火や霧深し」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: ほの揺るるライターの火や霧深し

負乗さん、「秋刀魚の目」句の感想ありがとうございます。

同じイメージを詠みながら、文語だとよく見える…なんだか、「ウマヘタ」な感じですかねえ。
絵の出来不出来を順序づけると、「ウマウマ」>「ヘタウマ」>「ヘタヘタ」>「ウマヘタ」なのだ、と昔どこかで見聞きしたことがあります。小手先でよさげに見せているだけで、実際はすぐにボロが出て、中身がないのが「ウマヘタ」。技術がないがそれを隠しもしない堂々たる「ヘタヘタ」よりも劣るとか。

といって、この考えを煮詰めていっても、口語俳句は難しい、という感想にしか、落ち着きどころはなかったりしますが。

御句について。類想の所在を思うに、寺山修司の短歌(マッチ擦るつかのま海に霧ふかし…)あたりでしょうかね。あちらはライターではなくマッチですが。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

むごたらし土佐の絵金の宵祭

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 俳句二字しりとりゲーム実施中

92番目 前句 「竹の春ならいはじめのベトナム語」
本物はまだ見たことないですが。

※前句は91句目です。

次は「つり」です。

点数: 0

「噦りするエコーの吾子や稲光」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 噦りするエコーの吾子や稲光

げばげばさん、「秋刀魚の目」句の感想ありがとうございます。

御句について。

・よし造さんと同じく「エコーの吾子」に引っかかりました。内臓系の病気疑いでエコー検査を控えている子がしゃくりあげて嫌がっているとか、あるいは先日投句のあった「ハイライト」句を踏まえてタバコの銘柄俳句でも始められたか(すると、この「吾子」は結構な年齢で、初めてタバコを咥えたら大いにむせてしゃっくりし始めたなどという珍妙な情景に…)とか。
・胎児のことを、素直に「胎児」と読むよし造さんの提案には賛成ですが、そうなると季語「稲光」が気になります。胎児と稲光を並べ置いた視覚イメージは、ホラーでしょう(江戸川乱歩や夢野久作が描きそうな廃墟じみた病院の景色…)。

季語は変えた方がよいのではないかなと思いつつ…。

 しゃっくりする胎児いとしや秋の空

これは、よし造さんの提案句上五中七に、ごく無難な季語をつけたもの。
現代の病院の検査室内に居るときに、季語の事物を見聞きするなんてことは先ずないでしょうから、季語の扱いが観念的になるのは仕方がないのかなとも思います。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

坊さんに挨拶されし案山子かな

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 案山子にも挨拶をする和尚かな

イサクさん、「西のかた」「秋刀魚の目」句の批評ありがとうございます。

目が澄んでいることのほかに、もう一つ何かを入れてみるということで、

 秋刀魚の目澄んだ黒目のラップ越し

「澄んだ黒目」も「ガラス越し」なら往年の恋愛映画だけれど、ラップ越し。秋刀魚だから仕方ない。

御句について。

・誰彼かまわずとりあえず挨拶していく和尚さん(檀家受けアピールしか頭にないとか、難しいことを考えすぎて周囲の身近な人のことはちゃんと見ていないとか)に対する皮肉と言った風に読みました。
・「案山子にも」の「にも」は、“案山子以外の何を持ってきてもよかったのだけど”と、動く季語を宣言しているようにも見えます。また「挨拶を」の「を」についても負乗さんの指摘に同じ感覚です。…これはもしや、助詞についてのチャレンジ句でしょうか。

提案句は、句の主眼を「和尚さん」から「案山子」側に変えることで、助詞「にも」「を」の使用を回避した形です。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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投稿日時:

長谷機械児さんの添削依頼2ページ以降を見る

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