「飛花を追ふ髪へいとやはらかき落花」の批評
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 飛花を追ふ髪へいとやはらかき落花
イサクさん、こんにちは。
「万民の目」句への添削ありがとうございます。
御句について。
まず初読で、「飛花を追ふ髪」って何?と詰まりました(髪が、追う?)。
次に、「飛花を追ふ」で一旦切れるとすると…。字面通りに受け取るなら、人物の省略は“私”のこととして読むので、どうもすっきりしない感じがします(飛花を追うのも私なら、髪に落花を受けているのも私で、そんな状況を俯瞰しているのもまた私。何だか忙しい)。卓鐘さんは「幼な子」を補完して読んでいて、なるほど子どものことを観察しているということで通じましたが、「子」を句の中に入れる必要があったのだろうと思います。
飛花を追ふ子の前髪に落花かな
今後ともよろしくお願いします。
点数: 2