「登山道てふ先人らの足跡」の批評
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 登山道てふ先人らの足跡
土谷海郷さん、こんにちは。
御句について。
・これまでの沢山の先人たちが通ってきた足跡が結果として登山道になっているんだ…、だと、句意が説明的、季語「登山道」の一語に含意されている事柄という感じはします。
・リズムが気になるというイサクさんの指摘に同意、ですが、イサクさんの添削は、やや句意が変わってくる気もします(“先人の足跡”の位置づけが発見でなく、伝聞情報になる)。
・もう一点気になるのが(こんなことを気にするのは私だけかも知れませんが)「てふ先人」という音。音数的に中七のはじめにあって、読み手が先ず定型の韻律で読もうとすると「朝鮮人」に聞こえてきてしまう(アリラン峠で足が痛んだり…?)。
登山道とは先人の足のあと (説明的の件はそのままにした場合)
先人の足あと遺る登山道 (足跡を具体的なものに出来ないか)
今後ともよろしくお願いします。
点数: 1