「春愁や書架の分厚き古書の列」の批評
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 春愁や書架の分厚き古書の列
こんにちは。
切れ字、助詞に手を加える一案を。
春愁の書架に分厚き古書の列
「書架の」に引っかかりを覚えました。書架に本が並んでいるのは当たり前であるところ、この句の「書架」は何も形容されずに宙ぶらりんな感じ。季語「春愁」と「分厚き古書」の間で、とりあえず音数を埋めているだけ、みたいに見えました。
「書架」を補強する語が欲しいな…というところから、それができるのは季語「春愁」なのでは? という思いつきです。
「列」も気になるところなのですが、これには案が浮かばないので手を出さずにおきます。
点数: 2