雨降りぬ八月十五日正午
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 正午雨模様八月十五日
イサクさん、「赤茄子」句に対する添削、ありがとうございます。
「父箸を置き」…なおじいさんの提案句もそうでしたが、なんとも立派な「父」です。こちらは一言あるときには箸を置き、姿勢を正してから話し始めるような、厳格な父親像ですね。
さて、御句について、お礼にこちらも添削を・・・。これがまた、なおじいさんの気温「三十度」に続いて難しそうな、日付の句ですか。
時刻を示す「正午」と日付「八月十五日」が離れていることに違和感を感じます。
あと、一句全体がすべて漢字ということに意図があるのかどうかが気になります(経文や昔の公文書のようにしたかったとか?)。
提案句は、日付時刻の普通の順序に変え、漢字統一をやめ、また「雨模様」を「雨降りぬ」と完了形にしました。“これから雨が降りそうな様子”では語感として弱いと思ったので、もう終った事実として言い切っています。
個人的には、字余りになりますが、
・八月十五日正午は雨なりき
全部漢字を維持するとしたら、
・八月十五日十二時雨天也
といった感じが、淡々としいて季語に合っているかとは思うのですが、添削して字余りを作るのは気が引けるので止めておきました。
今後とも、よろしくお願いします。
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