俳句添削道場(投句と批評)

弥平さんの添削最新の投稿順の2ページ目

冷麦や義父直伝の薬味添へ

回答者 弥平

添削した俳句: 冷麦や薬味にこだわりし舅

先程の添削句では『習ひし』と『添へ』の動詞を2個使いました。

動詞が多いと説明的だとか、動詞は1個以下にするべきと聞きます。
時間経過を表しているのは説明的だとも聞きます。
俳句は動画でなくて写真だ、瞬撮に例える人も居ます。

よって表記に改めました。

点数: 0

冷麦や義父に習ひし薬味添へ

回答者 弥平

添削した俳句: 冷麦や薬味にこだわりし舅

天地人並の並でしたか。人で何度か見ました。更新後は見てません。

『薬味にこだわりし舅』は最悪、『舅薬味に 拘りし』が次善の策。
『舅』は『義父』または『義母』に具体化。両者の印象は大違い。
季語の『冷麦』小道具『薬味』は残す。『拘り』は表現を工夫する。

『冷麦や 義父は薬味に 拘りし』と過去形にする程の感慨はない。
『冷麦や 義父に薬味を 教わりし』で作者が体験して感慨深い。
『冷麦や 義父に習いし 薬味添え』で現在の姿を明確に描写する。

他人の句には何とでも言ってみました。既視感から脱出できたかな。

点数: 0

「藍浴衣去年の白より大人びて」の批評

回答者 弥平

添削した俳句: 藍浴衣去年の白より大人びて

変な奴だと、お思いでしょうが・・・
 『きょかん』が私には2音に聞こえる  結果的に下五を『巨漢のl檻』
 『きょせん』が私には2音に聞こえる  結果的に下五を『巨泉の妻』
 『きょねん』が私には2音に聞こえる  結果的に下五を『去年の秋』
 『しゃいん』が私には2音に聞こえる  結果的に下五を『社印の紅』
 『しゃおん』が私には2音に聞こえる  結果的に下五を『遮音の壁』
 『しゃかん』が私には2音に聞こえる  結果的に下五を『舎監の顔』
 『しゃくん』が私には2音に聞こえる  結果的に下五を『社訓の額』
 『しゃけん』が私には2音に聞こえる  結果的に下五を『車検の金』
 『しゃしん』が私には2音に聞こえる  結果的に下五を『写真の裏』
 『しゃせん』が私には2音に聞こえる  結果的に下五を『車線の幅』
 『しゃめん』が私には2音に聞こえる  結果的に下五を『赦免の舟』
でござんす。

 添削番組で『こんな字余りは気にならない。』との啖呵を聞いたは幻か。
拙句 『サイネリア集合写真のごと集い』 は中八ですが、佳作に載った。
 『集合写真の』は 集合(4音) + しゃしん(我流2音) + の(1音) = 我流7音
『去年の色より』は きょねん(我流2音) + の色より(5音) = 我流7音

 先に2音と申しましたが、場により3音に聞こえる気分屋でござんす。
視覚に錯視あり、思考に誤りあり。

点数: 0

木漏れ日を掬ひて燦と泉かな

回答者 弥平

添削した俳句: 木漏れ日を掬ひてゆるる泉かな

 私は以下の対比を行いました。主語は共に下五、中七前半は共に擬人化。
     五月雨を  集めて (流れの)早し  最上川
     木漏れ日を 掬ひて (水面の)ゆるる 泉かな
 『集めて早し』は因果関係、俳句では因果関係は理屈と言って嫌われるハズ。
それでも名句と呼ばれるには、言葉の勢いでしょうか、速さを感じなす。

 『掬いてゆるる』は『掬いて揺るる』かな、『るる』は受身の用法の連体形かな。
これを『映して揺るる』の擬人化と断定すると、『映して』と『揺るる』に因果関係
を見出すのは物理的に困難です。
 『掬いて』の目的語は『木漏れ日』のはずですが、途中で『水』に化ければ因果関係が成立ちます。途中でねじれ、ここに解釈の混乱の原因がありそうです。

 私なら因果関係に固執し、『掬いて燦と』(さんと)『掬いて煌ら』(きらら)とします。小椋佳の人生賛歌『愛燦燦とこの身に降って・・・』と句意が合いそうです。

点数: 1

「滝壺を出でし流れは青やかに」の批評

回答者 弥平

添削した俳句: 滝壺を出でし流れは青やかに

公民館講座三年目突入の私です。7月9日に第一回。
 私には『滝壺を/出でし流れは/青やかに』は
五七五の音数合わせで、表現が冗長になっている。
『滝壺を/出し流れ/青し』で五五三で四音余り。
『滝壺を/出し水/青し』 で五四三で五音余り。
五音余りを活用したい。私なら『たぎる』を使い、
『白滾る/滝壺を出て/水青し』なんて、月並み。

点数: 1

弥平さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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回答数 : 1

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回答数 : 2

投稿日時:

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