「ぬるぬると温む手と足田を植うる」の批評
回答者 げばげば
添削した俳句: ぬるぬると温む手と足田を植うる
こんにちは。
横から失礼します。
助詞マスターが来てくれるといいのですが、私が代弁です!
に、を、問題です。
道の辺に、これは文字通り場所を表す「に」となるので、道のほとりという場所、その一点にあるようなイメージです。
道の辺を、「を」となると、空間時間を含む助詞になるので、道のある一点というより、今歩いている道のほとり全体の空間や歩いている時間などが表現できます。そこに時間軸が生まれ、そのあたり一体を白きざわめきがある、そしてそんな時間を楽しんでる感じの奥行きが出る効果があります。
「の」は、ざわめきを名詞的に「を」は動きのあるものとして捉えてる感じがします。
この辺りは詠み手の意思によって選択していくものなのですが、微妙に届く光景や印象がかわります!
「へ」は、ざわめきがなかった道のほとりへ、ざわめきが移動してきた、という、道のほとりへの矢印が感じられます。
助詞って奥深い。今私も絶賛勉強中です。
点数: 5