「向日葵は骸となりぬざまあみろ」の批評
回答者 げばげば
添削した俳句: 向日葵は骸となりぬざまあみろ
こんにちは。
いつも深いコメントありがとうございます!
とても楽しく読ませていただいています。
拙句、夏の月、これはなかなか類想から抜け出ない句でしたね。ありのままに光景を写生することを鍛錬しようとする中でも、自分の気持ちや衝動みたいなものを俳句にすることにもチャレンジしたくなるのですが、だいたい失敗します。どこか見てきたような言葉に酔っているようになるからでしょう。
さて、御句。またまたおもしろいなあ。初見では、向日葵、骸?ん?ざまあみろ!おー。という感じでしたね。驚きや裏切りも一つの俳句だとするならまんまとやられました。
向日葵って太陽に向かっていくキラキラしたやつで、それに対してざまあみろって思ってるってことなの?そうなの?とコメント見たら、ルサンチマンの句って書いていて、そしてまた、おー、となりました。
向日葵の骸なので季感が、、という話は抜きにして、向日葵の花でなく、骸に視点が行くところがいいですよね。そういう意味では、知世さんの衝動を出した句として成功しているのではないでしょうか?私としてはそういうのは好きですね。
語順をいろいろ考えてみました。
ざまあみろ骸となりし向日葵よ
とすると、どうかな。インパクト、骸?何の?向日葵!
うーん、やっぱり原句を楽しみます。
点数: 1