俳句添削道場(投句と批評)

74さんの添削最新の投稿順の5ページ目

「我々も必死に秋を見つけたり」の批評

回答者 74

添削した俳句: 我々も必死に秋を見つけたり

こんばんは。いつもお世話になっております。
アンサー句ということで、まず調べました。なるほどなるほど…まだまだ分からぬことばかりですが、評価され残る句というのは読み応えがありますね。イサクさんが言うように、俳人と限らずに読んでも先人は必死に春を惜しむなぁと納得できます。うわぁ、すごい句だ。

元の句の皮肉のような言い様に、素直に返事をする弟子・生徒のような印象です。春を惜しむ先人達を見習うように秋を見つけようとするわけですね。しかし…玄冬青春朱夏白秋の中の秋を見つけようとしてたら、皮肉に皮肉を返してるようにも見えますね。
個人的には季節が先か、季語が先か、秋の細やかな発見を目をさらにして探していたら本末転倒なようにも感じますし、俳句は言葉の型遊びかつ詩だから何だっていいじゃあないかとも感じます。そもそもその境地にまだ立ててません!のような(笑)
アンサー句という形式もまた良いですね。二句を対比して読むのも勉強になります。

点数: 1

「天の川近しランプの秘湯宿」の批評

回答者 74

添削した俳句: 天の川近しランプの秘湯宿

こんばんは。いつもお世話になっております。
御句拝読しました。
いいですねー壮大な天の川を眺めながら秘湯に浸かっているのでしょう。山旅行というのが登山旅行だったら山小屋なのかな?と思いましたが、秘湯宿なので観光寄りの良いお宿なのでしょう。客室露天風呂で、開けた夜空に降りかかるような天の川。しみじみと景色を堪能して一杯、ですね。
そのままで充分良いと思いますが、皆さん更なる高みを目指してのコメントがためになりますね。
ランプの宿で検索するとそのお宿そのものが観光資源のような写真が見つかりますね。天の川をしみじみするにはちょっと喧嘩してしまう景になるのでしょうか?どちらも主役級、のような。そこに秘湯要素も加わるとなるほど天の川の壮大さがちょっと押されてるような気がしてきます。秘湯だからこそ天の川に近いのだと響き合う部分もあると思うので、ちょっとだけです。
思い付いた提案を置いてみますね。
天の川近しランプの宿の湯さ…津軽弁の湯さ!(お風呂に行きます)のつもりです。オリジナリティをあと3音でなどN先生はよく言いますが、難しいですね…

点数: 0

「天の川ドーナツの輪のトポロジー」の批評

回答者 74

添削した俳句: 天の川ドーナツの輪のトポロジー

こんばんは。いつもお世話になっております。時間のあるときにコメントしていくので日によってバラバラな反応ですがご容赦くださいorz

御句拝読しました。
トポロジー???と高校の数学の授業を適当な選択で終わらせたツケが回っています。端的に言えば存在証明…ということですね。
どこかで買ったドーナツを夜空を見上げながら食べる前にその輪を覗く。それは連続しているものと仮定して、ずーっと繋がって天の川に到達し…宇宙のどこかの果てからぐるりと回りまた手元のドーナツの輪へと繋がる…ということでしょうか?これだと天の川が通過点になってしまいますね…ちょっと調べただけの知識だとどうにも…でも詠手の視点はずっとドーナツの輪というフレームインフレームのような手法で天の川に固定されていますね。不思議な宇宙への思考実験のような、夜空の詠嘆のような読み心地です。
もっと単純に、天の川を詠嘆する光景の中で、ドーナツは輪のトポロジーだな、なるほどと頷いてから齧ってるシーンかもしれませんよね。うーん、ドーナツがトポロジーなのか、ドーナツの輪(の穴)がトポロジーなのかで変わりますね。意味の重なりを深読みすると壮大な雰囲気になると思います。
いやー、いろんな分野の知識を勉強し直すことに繋がる俳句は面白いし、知世さんの引き出しの広さ深さに感嘆するばかりです。勉強になりました!

点数: 1

「アクアリウムの藻に住む虫の音に泣けり」の批評

回答者 74

添削した俳句: アクアリウムの藻に住む虫の音に泣けり

こんばんは。いつもお世話になっております。
われからチャレンジの難易度ベリーハードといったところでしょうか。すごい!

われからが鳴く(泣く)のはどのような場面でしょうか?調べられた限りの想像ですが、発端は海藻と一緒に食べちゃった「我から音がカラとする」ようなことではないかな?と思いました。われからそのものは動くときはシャクトリムシのように動くそうですから、そのささやかなぽきぽきカラカラのような音かもしれません。必要ないからお腹を退化させたそうなので間違っても蝉のようには鳴かないでしょう。
というのを前提として、「アクアリウムの」で始まる御句はファインディング・ニモのような世界観を想像しました。詠手はたぶん何かしらの方法で変身して同じ水槽の中にいて、われからと一緒に泣いている…という想像をしている、孤独な雰囲気を読み取りました。詠手はわれからに共感して閉塞感や孤独感を抱いてるに違いない!と読者は妄想できますねー言葉選びが秀逸ですね。
「泣けり」の是非の問題はどうなのでしょう。「けり」は過去から変わらないことへの発見の詠嘆…とだけ覚えているのですが、動詞へくっつくとその強調だけになるのでしょうか。季語の一部をアレンジして強調する形になるわけですよね…「泣くや」の方が誰でもすんなり読めるのかな、と思います。

余談ですが、海の中では魚の中でイジメは観測できてないようですが、水槽の中だと観測できるようですね。母数が違うだけか世界の広さが関係するのか気になる所です。
げばげばさんのチャレンジ精神旺盛な活動になるだけ着いていきますのでよろしくお願いします。

点数: 1

「3番のわれからがいま鳴きました」の批評

回答者 74

添削した俳句: 3番のわれからがいま鳴きました

こんばんは。いつもお世話になっております。
われから、全く知らなかったので調べました。必要ないから腹を退化させた小さくて海藻に似ている虫…平安の頃の人は慣れ親しんだ虫なのでしょうがよく見つけたなぁ、昔の人は目が良いというのは本当なんだなぁなどと感心しています。あれ?もしや海藻を食べるときに今ほど綺麗に洗ったりしないから、むしゃりと食べたら「我からカラ」と音がする…みたいな発端なのでしょうか?それで和歌や俳句になっているのは面白いですね。枕草子にも虫といえば!の段でわれからいるんですねー知らないことを知るきっかけになりました、ありがとうございます。

御句のそもそもの句意の読み取りに暫し時間がかかりましたが、なるほどサンプル取りのような実験風景なのですね。そのままでも読み取るにはコメントの対照実験という注釈があると良さそうです。句を弄ると雰囲気が出せない気がするので。
注釈なしだと「3番の」に想像の余地ができるわけですね。私はわれから歌謡コンテストの実況風景〜みたいなファンタジーな想像をまずしてしまいました。
知世さんや皆さんのチャレンジ精神素晴らしいですね!見習いたいものです。

点数: 2

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