俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の1606ページ目

「旅人よ聖夜のいまを飛び立てよ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 旅人よ聖夜のいまを飛び立てよ

感じさん、こんにちは。
御句拝読しました。ず〜っと気になっていました。しかし句意がつかめず、コメントできずにいました。
でも、もしかしたらというひらめきがありましたので、日にちが経ってしまいましたが置かせていただきます。
聖夜とは、クリスマスイブ。日本でさえ家族や気の合う友人、大切な人と楽しく過ごしますよね。ましてキリスト教の欧米ではなおさらでしょう。
そんな日に、旅に出る人がいる。街にジングルベルが流れる中を今、飛び立ちます。どこへ?異国かもしれないし、異次元・異世界かもしれない。それは心の命ずるままに。
自分の中のもう一人の自分が、「ここは悪くない。だけど、腰をおろして飲んだり食べたりしている場合ではない。果てしない夢が待っているのだ…」
心の中にそんな声が聞こえて、旅人は、クリスマスイブの夜にもかかわらず、街を出るのでした…。

なんだかイメージだけのコメント!でも楽しませていただきました。有難うございました。

点数: 0

「角巻をぬげば微笑む雪女」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 角巻をぬげば微笑む雪女

なからい悠さん、こんにちは。御句拝読しました。

雪女とは、妖怪が季語になっている珍しい例ですね。
妖怪だけに、幻想とか妖艶とか、そういう怪しげな雰囲気が出せるといいですね。
ただ御句の場合、普通のご婦人を、単に雪の中を歩いてきたというだけで雪女となさっているように読めます。これは季語「雪女」本来の意味ではありませんね。
先日、めいさんが、「雪女も胸の中には熱く赤い血が流れているのだろうか」というような句をお詠みになっていますが、これなどは本来の雪女のイメージを上手く生かしていると思います。

御句は、角巻がすでに季語ですから、妖怪は出さずに、

・角巻を脱ぎて笑顔の若御寮

普通の人間の句ですが、いかがでしょうか。よろしくお願いします。

点数: 0

「初氷星屑纏ふ土星かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 初氷星屑纏ふ土星かな

辻 基倫子さん、こんにちは。
御句拝読しました。本当に研究熱心ですね。すごいと思います。

ただ、私は、本句、二つの側面で気になりました。

一つは、土星の環も衛星も消えてしまったことです。過去の経緯とか考えずにこの句だけ見たらいいのかもしれませんが、流れを知っている我々としては、やはり、流れと合わせてコメントしたいです。
でも、環が見えたからこそ土星とわかったのだから、もはや環が見えたとは言わなくていいと。また、衛星については、星屑の中に衛星も光って見えたということにする、ということであれば、それはもう納得です!

二つ目は、語順です。なんだか今一つ、季語の初氷が目立っていないように思えました。

・星屑を纏ふ土星や初氷

この方が私としては落ち着くのですが、これは他の方々のご意見もお聞きください。

あと最後に、衛星を子分みたいにした提案句を置かせてください。

・星連れて土星は回る初氷

よろしくお願いします。

点数: 0

「凍る夜を溶かす焚き火よ手に火箸」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 凍る夜を溶かす焚き火よ手に火箸

碧梧さん、こんにちは。
御句拝読しました。早速ですが、凍ると焚き火がともに冬の季語で重なっていますね。
お題が、変わってしまいましたが焚き火でしたので、それを生かしてちょっと読み替えてみましょうか。

・固まれる夜を溶かしゆく焚き火かな

原句の「手に火箸」は、要素が多いですし、なくてもいいかと思いました。
よろしくお願いします。

点数: 0

「赤き空雲も紅葉も風もなく」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 赤き空雲も紅葉も風もなく

碧梧さん、こんにちは。
御句拝読しました。きれいな夕焼けだったのでしょうね!

ただ御句、出だしを夕焼けではなく「赤き空」となさったのは、「紅葉」との季重なりを避けようとしてのことでしょうか?
でも御句、紅葉が目の前にないのですよね?そうなりますと、この紅葉、季語とは言いにくいと思います。
それであれば、「冬夕焼(ふゆゆやけ)」というきれいな季語がありますので、それをお使いになってはいかがでしょうか?
その場合、紅葉は入れずに、そこに無くて一番寂しく思ったものを入れると寂寥感が増すと思いました。

・雲も風も人影もなく冬夕焼

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

ガラス戸に犯人の顔花の雨

回答数 : 3

投稿日時:

入院の爺見舞う爺春惜しむ

回答数 : 23

投稿日時:

入院の爺見舞う爺晴惜しむ

回答数 : 2

投稿日時:

名の由来知らぬ世代や昭和の日

回答数 : 27

投稿日時:

キャタピラに蝶のとまりて戦止む

回答数 : 24

投稿日時:

なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

シャリシャリと苦い陽炎ミルフィーユ

作者名 根津C太 回答数 : 1

投稿日時:

秋寒し空席多き離島船

作者名 秋沙美 洋 回答数 : 6

投稿日時:

里山へ道彩るや男郎花

作者名 三男 回答数 : 2

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ