俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の低い順の1604ページ目

「名月や海辺にホテル五六軒」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 名月や海辺にホテル五六軒

負乗さん、こんにちは。
拙句「満月や君は偉そうに」にコメント有難うございました。おっしゃる通りですよね。このようなレスをいただけると嬉しくなります!

さて御句拝読しました。何やらムードのある句ですね。
私はこの作者はどこにいるのだろうと興味を持ちました。この五、六軒のうちの一つにいるのではなく、浜辺とかにいると思いました。そして沖に出ている名月を見ている。波が月光に照らされて光っている。ああ、あのホテルの客も、このホテルの客も、今ごろはこの月を見ているのだろうか。いや、それぞれだからな、テレビを見ているかもしれないし、もう寝ているかもしれない。まあいいや。僕は僕で、もうすこし名月を楽しもう…。

そんな光景が浮かびました。

そのために、私は、

・名月や海辺のホテル五六軒

を提案します。原句の「海辺にホテル五六軒」ですと、文字通り「海辺にホテルが五六軒ある」というまとまった事実をしめすだけの感があるのに対し、僭越ながら提案句は、そのホテル一軒ごとの独立した存在感が立つような気がしました。各客室の窓まで見えて、宿泊客の様子までわかるような気がしました。

偉そうに(笑)すみません。ご参考にしていただければ幸甚です。

点数: 3

「コスモスふわり自由気儘に風に揺れ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: コスモスふわり自由気儘に風に揺れ

里衣さん、こんにちは。
御句拝読しました。コスモスが風に揺れて、いい季節ですよね。

御句、きれいなのですが、「ふわりと自由気ままに風に揺れる」さまは、もうコスモスという季語に含まれてしまっているのですよ。

ですから読み手は、里衣さんが「コスモスや〜」と言い出したら、「ああ、あの、ふわふわと自由気ままに風に揺れている花ね、それがどうしたの?」と耳を傾けてくれます。
そこで里衣さんが何を言い出すかがポイントなのですよ。

例えば、

・コスモスや明日から検査入院へ

思いつきの句で申し訳ないですが、自由気ままなコスモスとの対比を狙ってみました。こんなのでなくていいのですよ。

特に「取り合わせ」ということではないですが、こんな考え方も面白いかなと思ってご紹介しました!

点数: 3

「大玉のあらぬ方向天高し」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 大玉のあらぬ方向天高し

竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。
こま爺さんがいいことおっしゃっていますね。負けました(笑)!
ちょっと似てしまいますがご容赦ください。

御句で気になりましたのは、花火の大玉ということもさることながら、大玉って、「転がし」とか「送り」とかが付いて、ああ、あれか、とわかるような気がします。
とにかく大きくて丸いものを大玉という文化が日本にはありますからね(笑)。

大玉転がしだとしますと、季語の「天高し」とのつながりが気になりました。それこそ花火の大玉であれば天高しでもいいのですが、大玉転がしですと地上を転がっていますよね。他に、もう少し合いそうな季語があるのではないかと。

「方向」という語も、こま爺さんがおっしゃるように、上下左右漠然としているので、もう少し具体的にしたいかなと。

・大玉のどこへ転がる秋日和

色々と申し上げてすみません。これだと運動会の競技で、いい天気ということも伝わるかなと思いました。よろしくお願いします。

点数: 3

「運動会転けた子供に金メダル」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 運動会転けた子供に金メダル

里衣さん、こんにちは。
御句拝読しました。小さなうちは、成績よりも「最後まで頑張ったね!」ということを讃えてあげたいですね。

「転けた」は「こけた」ですか。最初はひらがなか、「コケた」とかのほうがいいかなと思いましたが、漢字のほうがその姿が目に浮かぶかも(笑)。
ただ、「転けた子供に金メダル」ですと、転ばずに走った子供は銀メダルのように読めます。
転けても頑張った子には金メダルであれば、

・運動会転けた子供も金メダル

おおぜい転けたら、

・運動会転けた子らにも金メダル

あるいは、団体戦の良さを生かして、

・運動会一人転けても金メダル
・運動会転けた子起こし金メダル

とか、そんなのも考えました。

点数: 3

「コスモスはやんちゃ街角探検隊」の批評

回答者 なお

添削した俳句: コスモスはやんちゃ街角探検隊

春野ぷりんさん、こんにちは。
御句拝読しました。ご自身のお好きな句に対してコメントしにくいのですが、私個人の感想を申し上げますので、こんなふうに取るオヤジもいるのだなと何かの参考にしてください。

私の感覚ではコスモスって清楚で優しく、大人しくて少し儚げです。やんちゃなイメージがないのです。

郊外に群生していることはあっても、あまり街角には見かけないような。

探検隊というと行動的なイメージがありますが、ひっそりとその場から動かず。風には揺れるものの、それなりにしっかりと根付いている印象があります。

ですので、「やんちゃ街角探検隊」という句意とは反対の方向なのです。

もちろん、あえてそういうミスマッチを狙ったのかもしれません。それなら面白いです。

・コスモスはやんちゃな風に揺れにけり
・コスモスや風はやんちゃな探検隊

点数: 3

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