「ひとあしづつ慣れぬ杖つく登山靴」の批評
回答者 なお
添削した俳句: ひとあしづつ慣れぬ杖つく登山靴
こんにちは。イサク様、いつも勉強させていただいております。
毎回拙句に的確なご評価ご添削本当に感謝しております。
御句、山歩きが好きな私としては、俳句が、イサクさんがぐーっと近くなった気がしてうれしく思っております。
御句、しかし、少し要素が多いというか、焦点がぼやけている、というか…。
私の勉強不足かもしれませんが、「一歩づつ」ではなく、上五わざわざ字余りにしてでも「ひとあしづつ」となさったのはやはりイサク様なりのこだわりが、あるのでしょうか?
私としては、ひとあしだと、何か足もとがおぼつかない老人が、リハビリとか散歩とかで、ゆっくり、慎重に歩を進めている景が浮かんできてしまいました。
「慣れぬ」は何に慣れておられないのでしょうか?まさか、次の「杖」は登山のストックのことではなく、本当の老人の杖のことですか?それで「ひとあし」とつながって、老人の登山の句、というのなら脱帽ですが?
そして最後、下五が登山道ならぬ登山靴。え?慣れなかったのは杖でなくて靴だったの?
と、「?」がたくさん付いてしまいました。
提案句は、かぬまっこ様と同じになりましたので省略しますが、もし、ご老人が、慣れない杖をついて山に挑もうとしている、その足もとを見つめている句、とかであれば、また鑑賞し直します!
点数: 1