俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の1567ページ目

「肩寄せて鍋つつき箸触れて笑み」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 肩寄せて鍋つつき箸触れて笑み

御影石亭ひぎあさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。これから鍋の季節ですね。

気になりましたのは、一つの句の中に動詞が多いことです。
肩を寄せる、鍋をつつく、箸が触れる、笑み(がこぼれる)。最後の笑みは名詞としても、3つもあります。
動詞が悪いと言っているわけではないですよ。ただ、俳句は基本的に、一瞬の光景を描写する文芸です。動画ではなくて写真だとお考えください。
そうなりますと、動詞が3つもありますと、どうしても長い時間の描写になります。もちろん、みんな同時に行われる場合もありますが、そうなりますと今度は盛り込みすぎ、という問題が出てきます。

ここは、おっしゃりたいことはわかりますが、どれか一つの動作に絞ったほうがいいですよ。
俳句では、省略しても想像がつくものは省略してみる、というのがあります。
例えば、肩寄せて鍋をつつけば、大体は笑みがこぼれますよね。喧嘩しながらでもない限り。それで「笑み」は言わなくてもわかってもらえる。そんな風に考えてみます。

あと、ご自身で自句の読み仮名を振ってくださって有難いですが、「ばし」ではなくて「はし」ですよね?細かくてすみませんが、「ばし」ですと、ちょっとおかしいかと。

提案句はあらちゃんさんが、光景が想像できる素敵な句をすでに置かれていらっしゃいますので、そちらに1票入れさせていただきます。
よろしくお願いします。

点数: 0

「鶯の声を追いかけ路地裏に」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 鶯の声を追いかけ路地裏に

茜さん、こんにちは。お久しぶり、2年ぶりですね!お帰りなさい(笑)!
御句拝読しました。確かに、「ありきたり」かもしれませんね。でも、もどかしいと思うということは、ご自分でおわかりになっているわけですから、これからですよ。

とりあえず、本句について、ありきたり感をなくす(少なくする)にはどうしたらいいか。
路地裏は日本中どこにでもありますし、路地裏に入ることなど、よくあることでしょう。やはり、具体的にさしすることが一つの手かと。

・鶯の声を追いかけ迷い子に
・鶯の声を追いかけあの店に
・鶯の声を追いかけ伯母の家

取り急ぎですが、例えば一句目、「まよいご」と読みますが、単に路地裏に入ってしまっただけでなく、迷子になってしまったと。さあ、この人はこれからどうなるのだろう?と思わせます。
二句目、名店というのは、路地裏にあったりします。あっ、あれだけ探して見つからなかった有名店、こんなところに!鶯のおかげだ!となります(笑)。
三句目、鶯の声に誘われて来てみたら、なんとおばさんの家じゃない!?えっ、ということは、さっきのあれは、おばさんの趣味のオペラ?
なんて想像が広がりますよね!
色々試してみてください!

点数: 0

「坂登り北谷の椅子でアイスコーヒー」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 坂登り北谷の椅子でアイスコーヒー

茜さん、こんにちは。
御句拝読しました。
北谷をちゃたんと読むのは、これって沖縄でしょうか?
地名にどうのこうの言うわけにいきませんが、なかなか読めないような気がします。
また、下五のアイスコーヒーですが、これは夏の思い出ですか?字余りでもOKの場合もありますが、この場合は、なんとか工夫したいですね。
他に言葉が思いつかないのは、おそらくその時に本当にそれを飲んだからではないでしょうか?
でも、俳句は日記や行動報告書ではないので、創作してもいいのですよ。

ここでは北谷は残すとして、

・坂上の北谷のテラスアイスラテ

これは一つの例で、
・上五の「坂登り」にいきなり感があったので、自分の行動でなく、状況描写にしました。「さかうえ」と読みます。「坂の上の」でもいいかも。
・「北谷の椅子」はなんだかわかりにくいので、テラスにしてみました。
・本当はアイスコーヒーだったかもしれませんが、字数の関係でアイスラテにしてみました。

後半にカタカナが続くこと、アイスラテが季語なのかどうかなど、疑問はありますが、一つの考え方として受け取っていただければと思います。よろしくお願いします。

点数: 0

「占いの吉方位見る読書の秋」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 占いの吉方位見る読書の秋

茜さん、こんにちは。
御句拝読しました。いいですねー、占いの本とか見ていると、時の経つのを忘れてしまうのではないですか?

「読書の秋」の字余りは、あまり気にならない…こともないか(笑)。
でもそれより私は、上五中七でおっしゃっていることは、どう見ても「本を読んでいる」様子ですよね。そうなると、「占いの本を読んでる読書の秋」のような構成になってしまいます。これはあまり上手くない。そちらが気になりました。

いっそ、「読書の秋」をあきらめませんか?というのは、読書の秋というのは、食欲の秋とともに人口に膾炙しており、もう言わなくてもわかると思うのです。特に俳句では。
それより、俳句っぽい季語を使ってみませんか?

・占い本吉方位見る夜長かな
・吉方位探る夜長の風水本

「夜長」を持ってきました。夜長で読書はあるあるなのですが、その内容を極めて絞っているので行けるかなと。
よろしくお願いします!

点数: 0

「波音に鳴き声届かぬ磯千鳥」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 波音に鳴き声届かぬ磯千鳥

中田 正道さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。雰囲気は伝わってきます!
俳句は五七五が基本で、字余りも悪くはないのですが、中の句は七音であることがリズム的に求められていて、八音ですと中八と言って評価が、幾分低くなるようです。
御句、中八ですので、そこをまず調整したいです。

私が思うに、「鳴き声」は、磯千鳥のことですよね。それなら「声」で十分ですよ。

・波音に声の届かぬ磯千鳥
・波音に声の消されし磯千鳥

こんなのもありかと思いました。

点数: 0

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