俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の1564ページ目

「こうごぎの美しき音また聞ける」の批評

回答者 なお

添削した俳句: こうごぎの美しき音また聞ける

ばいきんくんさん、こんにちは。
初めまして。
御句拝読しました。
「こうごぎ」は、「コオロギ」のことでしょうか?季節的にも、文脈からしてもそうかなと思いました。違っていたらごめんなさい。

一応、コオロギだとしてお話を進めますね。

コオロギの「音」とおっしゃっていますが、美しきと形容するくらいですから、「声」のほうがいいのではないでしょうか? 
一般に「音」は機械的であり、生き物の発するものは「声」のほうが詩情があるような…。

俳句では、動植物の季語は漢字で書くというルールがあり、コオロギは本当は「蟋蟀」と書きます。ちょっと難しすぎますね(笑)。とりあえずコオロギでもいいですが、覚えておいて損はないと思います。

点数: 0

「秋風やおおだまころがし立ち止まる」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 秋風やおおだまころがし立ち止まる

ニュージーンズさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。これはひと目で運動会の句だとわかりますね。
わかりませんのは、「おおだまころがし」をひらがなにした意図と、それ以前になぜ「立ち止まった」のか?です。
記憶の中では確かに立ち止まったのかと思い、それをそのまま詠んだのだと思います。

例えばこれが、季節は違いますが「春嵐」とかなら、なんとなくわかります。目に砂ホコリが入ったとか。
でも秋風は、晴れていて爽やかで穏やかな感じがあると思います。
ですので読み手は、なぜ止まる?に気が行き、それは良く言えば想像が膨らむ、悪く言えばよくわからない句になると思います。

台風が秋の季語ですからちょっとそれを置いてみましょうか?

・台風に大玉転がし立ち止まる

でも台風で運動会は実行しないですね(笑)。「大玉転がし」はこれで固有名詞ですから中八はいいとして、他にも素敵な季語がありますから歳時記を見てみてください。
以上、ご参考になれば幸甚です。

点数: 0

「皮を剥く巧さも味の栗ご飯」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 皮を剥く巧さも味の栗ご飯

虎兎さん、こんにちは。
御句拝読しました。食べ物の旨さだけではなく、作った方への感謝が表れて、気持ちのいい句ですね。あるいは自画自賛(笑)?

ただ、栗ごはんの、栗を剥くのは大変だというのは多くの人が思うようで、俳句も同じで、つい先月末にも、
「栗飯や剥いた苦労に舌つづみ」という今朝吉さんからのご投句がありました。

虎兎さんが栗飯でお感じになったのは正直なところであり、それをどうこう申し上げるつもりなど全くありません。我が家でも先週栗ご飯が出て、妻に感謝しながらいただきました。
私がお伝えしたいのは、もし句選に応募したりするのであれば、とても多くの人が似たような句を詠むと思いますので、そこに少しオリジナリティを出すことをおすすめします、ということです。

具体的なご提案もせずに理屈ばかり並べたようで恐縮ですが、何かの参考にしていただければ有難く、よろしくお願いします。

点数: 0

「暖色の折り鶴つなぐ秋の暮」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 暖色の折り鶴つなぐ秋の暮

辻 基倫子さん、こんにちは。
御句拝読しました。とてもいい句だと思います。
私は想像力の働きようがない句とも思いませんし、つき過ぎとも思いませんでした。
折り鶴をつなぐ、で千羽鶴を作っているのかなとは思い、「暖色の」で、スポーツの試合の必勝祈願ではないように思えますが、では何のためだろう?という想像が楽しめます。
鶴を折るというひそやかな時の流れが、秋の暮という季語と響きこそすれど、つき過ぎてはいないと思いました。
このままいただきます。

点数: 0

「寒露の夜碧き目消ゆる梢かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 寒露の夜碧き目消ゆる梢かな

辻 基倫子さん、こんにちは。
御句拝読しました。

前の二句を読んでいたら、この「蒼き目」は猫のことだとわかるのだと思いますが、この句だけしか読まなければ(普通はそう)、蒼き目というと一般的には欧米人を想像するのではないでしょうか?

そうなりますと、寒い夜に欧米人が木々の間に消えていった?ちょっと句意が掴みにくくなるような。

・寒露の夜蒼き目の猫森へ消え

これもなんだかよくわかりませんが、とにかく猫を入れないことには、と思いました。

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なおさんの俳句添削依頼

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投稿日時:

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