俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の1563ページ目

「風爽か吾子の寝顔と冷ゆる珈琲」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 風爽か吾子の寝顔と冷ゆる珈琲

伊藤聡美さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。いい場面ですねー。拝読して気持ちがよくなる句です。

ただ、他の皆さんもおっしゃっていますが、五七五の中に、「秋風を感じながら子供がお昼寝しているのを眺めていたら、忙しくて飲めなくて冷めてしまった珈琲さえ美味しく幸せに感じた」ことを収めるのはなかなか難しいと思います。
特に、コーヒーが冷めてしまったことを入れること。というのは、アイスコーヒーでないのはもちろんですが、熱くて飲めずに冷ましていたわけでもない。「熱いうちに飲みたかったけど冷めてしまった、でも悔しくない」このことを、季語で五音、子の寝顔で五音使います。しかもコーヒーで四音使うから、この「 」の中のことをあと三音で言わなくてはならないですよね。それはかなり考えてみましたが難しいです。
そうなると、聡美さんは、コーヒーは冷めても美味しく召し上がったのだろうと思いますので、温度のことは諦めようかと。

・風爽か吾子の寝顔と珈琲と

よろしくお願いします。

点数: 0

「手に零余子母は昭和の中にゐて」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 手に零余子母は昭和の中にゐて

もんこさん、こんにちは。
御句拝読しました。お母様への愛情が感じられる佳句と思います。

私は「昭和の中にゐて」をもう少し強調してみたらどうだろうかと思いました。戦後の食料難の時代を経験なさった方には、零余子は貴重な栄養源であり、また、飯に混ぜればかさが増えて、その意味でも貴重だったと聞いております。

・零余子手に母は昭和を生き抜きて
・零余子飯母の生きざま昭和なり

二句目は走り過ぎましたが一応置かせてください。よろしくお願いします。

点数: 0

「月明かり手に届かぬはアマリリス」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 月明かり手に届かぬはアマリリス

柳原真三さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。俳句は自由にお作りになっていいのですよ。ただ、それは、発想は自由でいいということであって、形としてはやはりルールがあります。
五七五と季語を一つ、これが原則です。
御句、五七五は出来ていますが、月明かりが秋の季語、アマリリスは夏の季語だと思います。
季節を詠むのが俳句ですので、できるだけ季語は一つに、どうしても二つの場合でも同じ季節とかにしたいですね。

御句の解釈ですが、アマリリスは、私(作者)にはとても釣り合わないと思う素敵な女性のことかなと思いました。
その場合、「手に届かぬ」よりも「手の届かぬ」のほうがいいと思います。

その他にもコメントしたいことや、提案句とかありますが、時間になってしまいましたので今回はこれで!
また聞かせてくださいね!

点数: 0

「双六の下うづくまる小さき足袋」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 双六の下うづくまる小さき足袋

辻 基倫子さん、こんにちは。
御句拝読しました。
ちょっと悩みました!
「双六の下にうづくまる」これが難解でした。
双六と言えば、普通、コタツか、床に広げてやりますよね。その下にうずくまる?
また、普通は子どもは靴下を履きますが、足袋としたのはお正月だからですか?双六は新年、足袋は冬の季語とのことで、ここは靴下でもいいような。

とは申し上げたものの、双六と脱ぎ捨てられたものを結びつける提案ができませんでした。
他の方々のコメントで勉強させていただきます。

点数: 0

「磔刑の釘か枯野の一閃は」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 磔刑の釘か枯野の一閃は

辻 基倫子さん、こんにちは。
御句拝読しました。最初は、正直、何がなんだかわかりませんでした。それでコメントも保留していました。
先の方々のコメント拝読して、イメージがつかめました。
すると共感できました。というか、私はこのような感覚にとらわれたことはありませんが、心境が理解できるような気がしました。

ご懸念の、宗教との関係では、慈雨さんやヒッチさんの見解と同じく、問題ないと思います。
また、釘か?との疑問の形も、作者ご本人がそうお感じになったのであれば、断定で構わないと思います。

・磔刑の釘の一閃枯野原
・磔刑の如く一閃枯野原

「枯野」の子季語とされている「枯野原」を使ってみました。
よろしくお願いします。

釘は捨てがたかったですが

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

啓蟄と聞き引きこもる虫嫌い

回答数 : 20

投稿日時:

春泥や差し伸べた手をシカトされ

回答数 : 21

投稿日時:

連休の計画を練る春炬燵

回答数 : 21

投稿日時:

四分咲きの梅満開の人出かな

回答数 : 18

投稿日時:

野遊びや人気は爺の握り飯

回答数 : 32

投稿日時:

なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

人肌の恋しき酒の十二月

作者名 04422 回答数 : 2

投稿日時:

天狼のさざめく空や人造湖

作者名 かぬまっこ 回答数 : 18

投稿日時:

湖の翅残したる渡り鳥

作者名 竜虎 回答数 : 1

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ