俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の低い順の1562ページ目

「なんとなく手持無沙汰や春炬燵」の批評

回答者 なお

添削した俳句: なんとなく手持無沙汰や春炬燵

竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。慈雨さんもおっしゃっていますが、特別なことでなく、こういうなんでもないことを俳句にする、これも面白い試みですよね。

情景も浮かびますし、お気持ちもわかりますが、この、「なんとなく手持ち無沙汰」である状況を、他の具体的な事柄で表して、読み手に「ああ、それは手持ち無沙汰でしょう」と思わせるのも一つかと思いました。
例えば、

・夫も子も出張中なり春炬燵
・突然に来客キャンセル春炬燵

どちらも中八ご容赦ください。
でも、「なんとなく手持無沙汰」も春らしくて好感です!

点数: 3

「鶯の初音探してうえ見上げ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 鶯の初音探してうえ見上げ

星勲さん、こんにちは。
御句拝読しました。もう、そういう季節ですねー。

初音はその年に初めて聞く鳥や虫の鳴き声のことですが、基本的に鶯の鳴き声を指します。ですから単に初音と言えば鶯と通じると思います。

また、うえ見上げ、とありますが、これも見上げだけでいいと思います。下を見上げることはないですから。
あるいは、上を見る、でもいいですが、見上げるのほうが音数を稼げますね。

今日はこのくらいにさせていただき、もしよろしければ、この句材でまた詠み直ししてご投句いただければと思います。
よろしくお願いします。

点数: 3

「雪催い一句ひねってトレーニング」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 雪催い一句ひねってトレーニング

笙染さん、こんにちは。
御句拝読しました。

少し問題があるような気がしますのでお伝えします。

原句ですと、トレーニングの意味がわかりません。俳句の練習をしているように読めます。

仮に身体を動かすトレーニングだとわかっても、俳句を一句ひねってから、「よし、俳句できた!さあ、トレーニングするか!」という感じになります。
もう少し、読み手のことを考えて、これでわかるかな?という視点は、ある程度必要かと思います。

・バーベルを上げ下げ一句ひねりつつ
・ランニングマシン頭は五七五

これでは季語がありませんね。季語を入れて、

・トレーニングしつつ作句や雪催い
・雪催い筋トレ一句ひねりつつ
・走りつつ句を詠む雪になりさうだ

なんだか、色々考えられそうですよ!

点数: 3

「けふ逢わぬいつもの老人木瓜の花」の批評

回答者 なお

添削した俳句: けふ逢わぬいつもの老人木瓜の花

竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。「いつものご老人」とは、それこそお名前も知らない方でしょう。お気にかけていらっしゃるのはお優しいことです。

御句、三点ちょっとお伝えします。一点目、上五中七が少し窮屈な感じがあります。中八は特には気になりませんが。

二点目、「逢わぬ」ですが、「逢う」は、(好きな)人と約束して会う意味があります。御句がそうであればこのままでいいのですが、そうではないと思いますので、「会う」でいかがかと。

三点目は、木瓜の花はとてもきれいなのですが、「老人」のすぐ後に置かれますと、ちょっと違う連想につながるような気がします。

そこでこんなのを考えましたがいかがでしょう。

・いつも会う顔探す朝木瓜の花

よろしくお願いします。

点数: 3

「靴履くや死んだ冬蝿とおざけて」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 靴履くや死んだ冬蝿とおざけて

幸福来々さん、こんにちは。
御句拝読しました。シニカルな描写で、幸福さんらしい句だと思いました。
もんなさんと同様、寒い冬まで生き残っている生命力を意味する季語の「冬の蝿」、それが死んでしまっているのはどうなのかと思いましたが、幸福さんですからあえて挑戦なさったのだと思いました。

動かないから死んだと思っているだけで実は死んでいないかもしれない。靴を履こうとしている時に急に動き出すのが怖いから遠ざけている。遠ざけているのは、自分の心ですね。見て見ぬ振りにも似た…。

私も、上五は「や」で切らずに「靴を履く」がいいと思いました。

・靴を履く動かぬ冬蝿遠ざけて

あっ、中八!すみません!
もんなさんのご提案句に一票とします。

点数: 3

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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回答数 : 11

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回答数 : 22

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連休の計画を練る春炬燵

回答数 : 21

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四分咲きの梅満開の人出かな

回答数 : 18

投稿日時:

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