俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の低い順の1556ページ目

「白菜や胸三寸の置きどころ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 白菜や胸三寸の置きどころ

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
御句拝読しました。白菜は、丸のまま買うと、とにかく大きくて重くて、どっしりと存在感がありますよね。漬物屋の店先に白菜が積まれている光景などは壮観ですよね。

その白菜の佇まいと、ようやく気持ちの整理をつけた自分の心境をうまく合わせていますね。こうした取り合わせは私にはできません。

なお、生活人選おめでとうございます。いい句ですね。
私は今回の柘榴はパスしましたよ。どうにも浮かばなくて…。
しかし、応募しないとつまらないですね。一句でも出していれば、あまり自信がなくても、名前を探す楽しみは味わえるのに。
次は出しましたのでよろしくお願いします!

点数: 2

「頬赤い幼子の吐く息白し」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 頬赤い幼子の吐く息白し

ひだのさん、こんにちは。
御句拝読しました。前句は春告鳥と春の句でしたので、次回は冬の句を、などとお伝えしましたが、本当にそのようにしてくださいましたね。有難うございます!

さて御句、冬の日常の様子を描いていていいのですが、ほっぺの赤い子の息が白い、という光景は、赤と白の対比という面白味はあるものの、おそらくかなり以前からかなり多く詠まれていると思うのですよ。
そうなると、埋もれてしまって目立たない可能性が高くなります。もちろん、別に目立とうとして俳句を作っているわけではないかもしれませんが、できれば、「おお〜」と思われる工夫を加えてみたいですね。

工夫を加えるには、原句の音数を削らないと加えられません。では何を削るか?二つあります。一つは幼子。大人とか、あまり大きな子では今一つ詩情が湧きません。子でいいかも。
二つ目は「吐く」。吸う息は白くないでしょう。

これで、他の要素が入れられます。

・走りくる子の赤き頬息白し
・走り来し子の頬赤く息白し

これは、一例として、なぜ子どもの頬が赤いかを入れたものです。
走ってこなくても赤いかもしれませんが、そうすると普通のままです。
これは一つの例ですので、色々試してみてください。
よろしくお願いします。

点数: 2

「冬の暮夕餉の匂いに歩が弾む」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 冬の暮夕餉の匂いに歩が弾む

博充さん、こんにちは。
御句拝読しました。このお気持ち。わかりますよ!

ただ、やはり中の句が八音になっていて流れが良くないことと、「歩」が歩くことだとわかってくれればいいですが少し不安なことから、語順と併せて少し読み変えさせてくださいますか。

・夕餉の香歩みの弾む冬の暮

点数: 2

「遠山の切り絵のごとし寒暮かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 遠山の切り絵のごとし寒暮かな

博充さん、こんにちは。
御句拝読しました。
すみません、長々と理屈を述べるみたいになりますがご容赦ください。

御句、最後が「かな」で結ばれています。その場合、下五の前で止まってしまうと、最後下五の「かな」がとってつけたような詠嘆になってしまうので、最後を「かな」で締めくくる場合は、中七以降は切れを入れずに一気に読み下したいです。
ところが御句は、中七で「切り絵のごとし」、と終止形で切れが入ってしまっているので、流れが途切れています。
かと言って、これを、「切り絵のごとき寒暮かな」としてしまうと、季語を比喩の対象にしてしまうので、これも良くないです。

ではどうするか。

私は、ここは、下五に季語を置く以上、「かな」で締めないことをお勧めします。それには、寒暮の親季語の、「冬の暮」を斡旋なさることをお勧めします。

・遠山の切り絵のごとし冬の暮

色々勝手を申し上げて恐れ入ります。よろしくお願いします。

点数: 2

「湯上りの肌ほの赤し寒昴」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 湯上りの肌ほの赤し寒昴

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。
湯上がりの肌がほの赤い、これは、熱い湯に長く入ってしっかりと温まったことを意味します。そうでないと湯上がりであってもそうは赤くなりませんものね。
しかし下五で「寒昴」と屋外の季語、これは寒そう。寒空にきれいな星が見える、ほらあれがスバルだよ、なんて言っていると、せっかくほの赤くなるほど温まった身体が湯冷めしそうですね。
熱めの外湯を楽しんだ帰り道を思い浮かべさせてくれる佳句だと思いました。
このままいただきます!

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

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