俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1556ページ目

もぎたての胡瓜夕餉の一品に

回答者 なお

添削した俳句: 炎天下もぎたて胡瓜一品に

こんにちは。洋子様、いつもお世話になってます。

御句、私も胡瓜を縦に四つ割りにして味噌やマヨネーズつけて食べるの好きなので、大いに共感しました。漬け物も好きです。学生時代、胡瓜が食べられないというヤツがいて、聞けば「俺はキリギリスじゃねえ」ですと。「コイツは人生、一つ損したまま生きていくんだな」と思ったものです。

さて御句ですが、炎天と胡瓜の気重なり。まず、胡瓜は外せないと思いました。それと、ここは炎天を持ってくる必要があるのか?と思いました。私は季語は人に偉そうに言うレベルではないのですが、やはり炎天は屋外にあってこその季語だと思います。洋子さんが家庭菜園で「もいで」きたとか、真昼に外で食べるとかならいいですが、どちらも違いますよね。もぎたての胡瓜を食べるということで十分に暑い夏を演出できていると思いましたので他には夏的な言葉は入れずにコメントから夕食を入れてみました。

以前、あるイベントで真夏に郊外へ行ったら、駅前から会場の道端に屋台が出ていて、何を売っているのかと思ったら、箸に刺した冷やしキュウリ!その時は食べませんでしたが、今でも思い出しますよ。美味そうだったなぁと。

点数: 1

炎天に負けず高くに鳥の舞う

回答者 なお

添削した俳句: 羽ばたき炎天に負けずなお高く

こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。

御句、他の方のコメントを読んだりして、最初に行き着いた提案句は次の通りです。
 炎天に羽ばたけ高くより強く
おりしも東京五輪の真っ最中。炎天下で、各種競技にしのぎを削る選手達への応援になれば!などと考えたものでした。
しかし、ちょっと冷静になってこの句を読むと、どこかで聞いた気が…。
やべ!チー様だ!松山千春の「季節の中で」だ。これはまずい、と、一から考え直しました。
そうすると、これは作者は「暑さに負けずにもっと高くへ行け」とは言っていないな、むしろ、そんな高いところにいて大丈夫か?暑さに負けずに頑張るのはいいが、もっと低いところに降りてきてもいいいんだよ」という優しい気持ちの句だと思うようになりました。そもそもご自身のコメントにも書いてあるし。
そう思って考え直したのが掲句です。「より高くへ!」的な感情は入れず、最後は「飛ぶ」ではあっと言う間にいなくなって寂しいので。少し上空にいてくれるように「舞う」としました。

よろしくお願いします。

点数: 1

雨あがり胸ボタン開けあおぐ虹

回答者 なお

添削した俳句: 炎天に描く虹橋扇ぐシャツ

こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。

御句、いい感じなのですが、げばさんもおっしゃるように季語および季節感のある言葉が重なってしまっています。もう一つの大きな問題は動詞で、句の前半では「描く虹橋」これは主語がわかりませんが、どう考えても作者ではない。一方、後半の「扇ぐ」この主語は作者ですね。このように主語が異なる二つの動詞があることが、季語の点と合わせてこの句を複雑にしていると思います。

そこで提案句ですが、虹は外せないだろうと考え、晴れていた/雨上がりに晴れた(=炎天)ということで炎天は外させていただき、「シャツ」も「胸のボタン」としたからわかってくれるだろうと。また、「扇ぐ」は音数がなくなったので、虹を仰ぎ見る「仰ぐ」と掛けさせていただきました。

よろしくお願いします。

点数: 0

「土用凪軸の幽女の髪さらり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 土用凪軸の幽女の髪さらり

こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。

御句、上五に「土用凪」と持ってきて、風が止んで蒸し暑い状況を演出する。そこで視線を床の間へ。そこには何故か幽霊画の掛け軸が。白い着物を着てうつむき加減の女性の姿。なぜこんなところにこんな絵が?と思ったその時、絵の中の女性の長い髪の毛が風に揺れてさら〜りさら〜りと…。
意外なことに視線を動かせずにいると、それまでうつむいていた女性が、おもむろに顔を上げてこちらを見た!ギャ〜

うーむ、確かに涼しいですな。

風があろうとなかろうと、絵の中の女性の髪が揺れるといのは怖いですね。しかも幽霊…。

しかし、そんな絵が飾ってあるのはどこ?私は料亭のようなところを想像してコメント書きましたが、それはないですよね。結局美術館でしょうか?

点数: 1

夏の日の稜線見上ぐ川内湖

回答者 なお

添削した俳句: 夏の日や山の背眩し川内湖

こんにちは。74様、いつもお世話になってます。

拙句「野良仕事」ご評価有難うございました。励みになります。

御句、東北シリーズはいいのですが、川内湖は知りませんでした。鹿児島に川内と書いて「せんだい」と読む町があるのは知っていましたので、これも「せんだいこ」なんて読むのかなとこ思ったら、これは「かわうちこ」でいいのですね。ネットで写真を見ましたが、きれいなところですね。

提案句は、山の背を、より馴染みのある「稜線」に代えました。湖から稜線を見上げることで眩しさを表現し、また、湖の主役感が増すのではないかと思いました。上五は「夏山の」と迷いましたが、私は「眩しい」と入れていないので、ここは「日」を出しておいたほうがいいかなと「夏の日の」としました。

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

ガラス戸に犯人の顔花の雨

回答数 : 3

投稿日時:

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回答数 : 23

投稿日時:

入院の爺見舞う爺晴惜しむ

回答数 : 2

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名の由来知らぬ世代や昭和の日

回答数 : 27

投稿日時:

キャタピラに蝶のとまりて戦止む

回答数 : 24

投稿日時:

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その他の添削依頼

行く人の足を止めるは濃紫陽花

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