「雷が烏撃ち抜く嵐前」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 雷が烏撃ち抜く嵐前
ヤロスラブさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。外国の方が、日本語でこれだけの俳句をお詠みになれることに敬意を表します。
さて、御句ですが、意味はとてもよくわかります。ただ、俳句は報告文書ではないので、「◯◯が◯◯しました」というような構成は、説明的といってあまり評価されません。
簡単に言うと、「花が白い」というより、「白い花」と言ったほうがいいのです。「花が白い」と言われると、「ああ、そうですか。」で終わってしまいますよね。でも、「白い花」ですと、「それがどうしたの?」と、気になりませんか?
その意味で、御句、冒頭から、雷が烏を撃ち抜いてしまったので、もう、物語が終わってしまったようです。
そう思われないように、語順を変えてみましょうか。
・嵐前烏を雷(らい)の撃ち抜けり
ちょっと無理があるかもしれませんが、ここは優秀なメンバーがいますので、後からいいアドバイスと共に提案句が出てきますよ。参考になさってください。
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