俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の1532ページ目

「凍る夜を溶かす焚き火よ手に火箸」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 凍る夜を溶かす焚き火よ手に火箸

碧梧さん、こんにちは。
御句拝読しました。早速ですが、凍ると焚き火がともに冬の季語で重なっていますね。
お題が、変わってしまいましたが焚き火でしたので、それを生かしてちょっと読み替えてみましょうか。

・固まれる夜を溶かしゆく焚き火かな

原句の「手に火箸」は、要素が多いですし、なくてもいいかと思いました。
よろしくお願いします。

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「赤き空雲も紅葉も風もなく」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 赤き空雲も紅葉も風もなく

碧梧さん、こんにちは。
御句拝読しました。きれいな夕焼けだったのでしょうね!

ただ御句、出だしを夕焼けではなく「赤き空」となさったのは、「紅葉」との季重なりを避けようとしてのことでしょうか?
でも御句、紅葉が目の前にないのですよね?そうなりますと、この紅葉、季語とは言いにくいと思います。
それであれば、「冬夕焼(ふゆゆやけ)」というきれいな季語がありますので、それをお使いになってはいかがでしょうか?
その場合、紅葉は入れずに、そこに無くて一番寂しく思ったものを入れると寂寥感が増すと思いました。

・雲も風も人影もなく冬夕焼

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「トンネルを抜けて広がる紅葉山」の批評

回答者 なお

添削した俳句: トンネルを抜けて広がる紅葉山

Kazumasaさん、こんにちは。
御句拝読しました。光景は浮かぶのですが、負乗さんのおっしゃるように、「トンネルを抜けると」というのは、なんとも、川端康成の頃から詠まれ尽くしてきたような類想感があります。

日本は山が多いですからトンネルも多く、それも気候の境目にあることが多いですから、このような句は日本全国、北から南まで詠まれてしまうのです。

御句、せっかく山形の月山という素晴らしい個別の経験をなさったのですから、それをお詠みになってはいかがですか?

・持ち帰りたき月山の紅葉かな

これは、「とある帰り道」というコメントからヒントを得ただけのものですが、このように、オリジナリティは色々と考えられると思います。

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「肩寄せて鍋つつき箸触れて笑み」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 肩寄せて鍋つつき箸触れて笑み

御影石亭ひぎあさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。これから鍋の季節ですね。

気になりましたのは、一つの句の中に動詞が多いことです。
肩を寄せる、鍋をつつく、箸が触れる、笑み(がこぼれる)。最後の笑みは名詞としても、3つもあります。
動詞が悪いと言っているわけではないですよ。ただ、俳句は基本的に、一瞬の光景を描写する文芸です。動画ではなくて写真だとお考えください。
そうなりますと、動詞が3つもありますと、どうしても長い時間の描写になります。もちろん、みんな同時に行われる場合もありますが、そうなりますと今度は盛り込みすぎ、という問題が出てきます。

ここは、おっしゃりたいことはわかりますが、どれか一つの動作に絞ったほうがいいですよ。
俳句では、省略しても想像がつくものは省略してみる、というのがあります。
例えば、肩寄せて鍋をつつけば、大体は笑みがこぼれますよね。喧嘩しながらでもない限り。それで「笑み」は言わなくてもわかってもらえる。そんな風に考えてみます。

あと、ご自身で自句の読み仮名を振ってくださって有難いですが、「ばし」ではなくて「はし」ですよね?細かくてすみませんが、「ばし」ですと、ちょっとおかしいかと。

提案句はあらちゃんさんが、光景が想像できる素敵な句をすでに置かれていらっしゃいますので、そちらに1票入れさせていただきます。
よろしくお願いします。

点数: 0

「鶯の声を追いかけ路地裏に」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 鶯の声を追いかけ路地裏に

茜さん、こんにちは。お久しぶり、2年ぶりですね!お帰りなさい(笑)!
御句拝読しました。確かに、「ありきたり」かもしれませんね。でも、もどかしいと思うということは、ご自分でおわかりになっているわけですから、これからですよ。

とりあえず、本句について、ありきたり感をなくす(少なくする)にはどうしたらいいか。
路地裏は日本中どこにでもありますし、路地裏に入ることなど、よくあることでしょう。やはり、具体的にさしすることが一つの手かと。

・鶯の声を追いかけ迷い子に
・鶯の声を追いかけあの店に
・鶯の声を追いかけ伯母の家

取り急ぎですが、例えば一句目、「まよいご」と読みますが、単に路地裏に入ってしまっただけでなく、迷子になってしまったと。さあ、この人はこれからどうなるのだろう?と思わせます。
二句目、名店というのは、路地裏にあったりします。あっ、あれだけ探して見つからなかった有名店、こんなところに!鶯のおかげだ!となります(笑)。
三句目、鶯の声に誘われて来てみたら、なんとおばさんの家じゃない!?えっ、ということは、さっきのあれは、おばさんの趣味のオペラ?
なんて想像が広がりますよね!
色々試してみてください!

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