俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の低い順の1520ページ目

「春雨や悔いたる波の心電図」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 春雨や悔いたる波の心電図

もんこさん、こんにちは。
御句拝読しました。お悩みのことがおありとのこと、詳しいことを存じ上げませんので何もお力になれないのが口惜しいですが、これから陽気も良くなりますし、どうかお大事になさってください。

・春雨や俳句作りを薬とす

句意は全く違いますが、このようなものを置かせていただきます。
俳句をお詠みになって、ここにご投句なさることでお気持ちが軽くなるようであれば、いつでも読ませていただきますので、どうぞどんどんお寄せください!
お待ちしています!

点数: 3

「卒業の学舎更地となりにけり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 卒業の学舎更地となりにけり

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。
慈雨さんのコメントに似ていますがご容赦ください。

御句の「卒業の」は、卒業式のシーズン=春、というよりも、「自分が卒業した」という、学舎にかかる形容詞のように読めます。
これですと、読み手には季節が伝わらないことになります。

しかし例えば、

・卒業や学舎更地となりにけり
・卒業や更地となりぬ我が学舎

これですと、「卒業のシーズンだなあ・・・。私の学校は更地になってしまったけど・・・」というような意味になると思います。学舎は母校もありかと思います。

更地の後には、何ができるのでしょうか?

点数: 3

「春うららどこまで行くの自転車で」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 春うららどこまで行くの自転車で

じんのりさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。お身体の関係で自動車の運転はできないとのこと、ご不自由とは思いますが、自転車もいいものですよ!特にこれからの季節は。

御句、季語に「春うらら」と置いていらっしゃいますが、「うらら」だけで春の暖かさやなごやかさを意味する季語となっています。秋や冬に、春の日のような穏やかな気候のことをそれぞれ「秋うらら」、「冬うらら」とは言うようですが、春は単に「うらら」だけで大丈夫ですよ。皆さんは「うららかや」とか、「うららけし」とかでお使いになるようです。

あと、「どこまで行くの」という措辞があります。確かに作者さんとしては、本当は自動車に乗りたいのに、いつまで自転車なのだろう?という不安がおありだとは思うのですが、その辺はなかなか読み手には伝わりにくいものです。
いっそ、この際、陽気もいいことですし、行けるところまで行ってみませんか?

・うららかやどこまでも行く自転車は
・自転車はどこまでも行くうららかに

お大事になさってください!

点数: 3

「君が居て知ることばかり青き踏む」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 君が居て知ることばかり青き踏む

慈雨さん、こんにちは。
先日は、仕事にかまけて道場をサボっていた私に温かいお言葉を有難うございました。
また、道場の皆さんに対して丁寧なコメント、私も拝読していて勉強になります。これも感謝です。

さて御句拝読しました。
ご自身の懸念なさっている点ですが、まず句意(お気持ち)はグイグイ伝わってきます。
映像については、私は「君」への感謝の気持ちが何かしら映像で具体的に入っても良かったかとも思いました。この点については、感じさんがさすがのご提案をなさっていますね。
動詞3つは全然ゴチャゴチャなどしていません。私は「えっ、3つもある?」と数えてしまったほどです(笑)。例えば「居る」などは状態の動詞ですよね、動作というより。だからですかね。
上五中七の流れ、これはストーリーですから因果とは言わないでしょう、これも全然気になりません。
ただ、「君が」の助詞、これは私も感じさんと同じに「君と」を推します。

最後に、季語「青き踏む」、これをお使いになりたくて本句をお詠みとのこと。ですので、これは動かせないですねー。

でも私は、そうした作者のご意向を無視して(笑、ごめんなさい!)、こんなのを考えました。

・野遊や君に教はることばかり

また引き続きよろしくお願いします!

点数: 3

「甘い蜜求めた私カブトムシ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 甘い蜜求めた私カブトムシ

市瀬ひとみさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。面白い句ですね。
カブトムシは季語ですが、その書き方とか、使い方については、先のお二人から的確なアドバイスが出ていますのでご参考になさってください。
俳句は自分のことを詠むのが基本ですが、それが過ぎると日記になったり、孤立してしまって読み手が入っていけない世界になってしまいます。
発想を変えて、カブトムシを観察してみてはいかがですか?

・兜虫蜜を求めて捕らわれり
・蜜求め林さまよふ甲虫

「えっ、これ、私のことじゃない?」と思えてきませんか?

ちなみに蜜は甘いと思いますので、「甘い」は省略しました。

点数: 3

なおさんの俳句添削依頼

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