俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の1518ページ目

「姿なく秋は短し赤蜻蛉」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 姿なく秋は短し赤蜻蛉

toeさん、こんにちは。
御句拝読しました。すでに慈雨さんが適切なコメントなさっています。
季語が秋と赤蜻蛉、重なっていますが、難しいのは、もし「姿なく」が赤蜻蛉であるなら、姿のないものが季語として作用するか?という点なんです。
例えば赤蜻蛉は秋の季語ですが、赤蜻蛉の姿がないのは冬から春となります。なんだか変ですよね?
この辺について私も悩んで、先日この道場のメンバーに相談しましたよ。私の時は毛虫でしたけど(笑)。

それはそれとして、御句、普通に読みますと、慈雨さんの鑑賞のようになると思うのですけれど、私は、先に述べたようなこともあるので、ちょっと違う読み方をしてみますね。

姿のないのは恋人です。夏は終わり、どこかへ行ってしまってもう会えなくなった。
でも私のスマホには、あの人の留守電が残っているんだ。

・姿なく声だけの君赤蜻蛉

中七を、季重なり解消も兼ねて大幅に変えてしまいました。ごめんなさい。
こんな読み方もあるかなぁということでご容赦ください。

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「星砂を探し求むや秋の浜」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 星砂を探し求むや秋の浜

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。「星の砂」、懐かしい。小柳ルミ子さんの歌がありましたね。作詞は関口宏さんでした。好きな歌です。

真夏の暑い中では星の砂どころではない。少し涼しくなってきたので、では探そうかということで、秋の浜としっくり合っていますね。
水着ではなく、普通に服を着た作者の姿が砂浜にあります。

でもなぜ、「探し求む」まで語句を、強めたのだろう。星の砂なら、まあ、「なくてもいいや」的な、草原の四つ葉のクローバーみたいなものです。それなのになぜ、「探し求める」?

そうか、これって、単に本当の星の砂ではなく、例えば夏の大切な思い出、出会った人とか、そういうこと?あのキラキラとしていた面影を例えていらっしゃる?

・・・素敵な詩ですね。

ただ、私は中七を「や」で切らなくてもいいのかなとは思いました。

・星の砂探し求むる秋の浜

ただ、上五を「星砂を」になさったのも、「や」の切れを入れたのも、あらちゃんさんのことですからお考あってのことと思い、やはり原句のままいただきます!

点数: 0

「暦見て残暑過ぎてもなほ暑し」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 暦見て残暑過ぎてもなほ暑し

東野宗孝さん、こんにちは。
御句拝読しました。残暑の句に取り組んでいらっしゃいますね!

しかし、慈雨さんがおっしゃるように、ちょっと意味がわかりかねますね?
残暑を過ぎても暑い?それをおっしゃるなら、「立秋を過ぎても暑い」、ではないでしょうか?でもそれが残暑ですからね。
ですから、俳句としては、「暦の上ではもう秋なのにこの暑さ(=残暑)。おかしいなぁ」ということですよね。
それなら、こんなのはいかがでしょうか。

・暦見て首をかしげる残暑かな

また聞かせてください!

点数: 0

「鶏頭や黒雨に追われて雨宿り」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 鶏頭や黒雨に追われて雨宿り

碧梧さん、こんにちは。
御句拝読しました。すでにみなさんがコメントなさっていますが、私も置かせてください。

黒い雨、これはおかしい、とまでは言いませんが、コメントからも「黒い雲」ではないですか?黒い雲から落ちてくるのは普通の雨。「黒い雨」は、我々年寄りには別の意味があり、できれば避けたほうがいいと思います。それに、それほど重要な意味を持つわけではないですよね?
雨と雨宿りの重複を避けることもできますし。

提案句は、先に名句が出てますので控えますが、要するに、鶏頭を見たくて雨宿りしたわけではなく、雨宿りしたらたまたま鶏頭があったという順番を大切にしたいです。

点数: 0

「熱帯夜テラス飛び立つ君は鳥」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 熱帯夜テラス飛び立つ君は鳥

碧梧さん、こんにちは。
御句拝読しました。先に卯筒さんもおっしゃっていますが、非常に難しいです。
まず、俳句は原則として五七五だけの表現の文芸であり、自身のコメントは付きません。ここは道場すなわち練習の場ですので、それを書くことが推奨されています。

御句、仮にコメントがないとすると、言い換えれば、初読すなわち俳句を読んだだけの段階では、私だけかもしれませんが、ご自宅のテラス(庭)から飛び立とうとしている小鳥のことをお詠みかと思いました。
しかし何か感じるところがあり、余計なことかもしれないと思いながら、「このままですと、何か飛び降り自殺のような句に読めます」とかコメントさせていただこうと思いました。
そしてご自身のコメントを拝読。なんと、私の予感そのままでした。

このような、お身内の悲しい出来事をお詠みの俳句は、複雑な事情がおありでしょうし、他人がどうこうコメントするのは非常に難しいです。

そのようなわけで、私もここまでにさせていただきます。ご理解のほど、よろしくお願いします。

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