「物置でひょっこり顔出す夏帽子」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 物置でひょっこり顔出す夏帽子
角田陽香さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。意外なところで懐かしいものが出て来たのですね。思い出の品でしょうか。ご自身の?あるいはお父さんのとか?
御句、ともすると、物置で夏帽子を被ったどなたかがひょっこり現れた、という風に読めるかもしれません。うがった見方かもしれませんが、これは「顔出す」という措辞のせいです。もちろんおっしゃりたいことはわかるのですけどね。「物置で」という場所の説明も影響しています。
また、夏帽子は夏帽子ですので、もし麦わら帽子とかその種類にこだわりがあれば、そのようにお詠みになったほうがいいです。カンカン帽も同じです。映像が具体化されて持ち主のイメージが鮮明になりますから。
・物置の隅にあの日のカンカン帽
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