俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1458ページ目

「蚊遣火の煙欄間をくぐりおり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 蚊遣火の煙欄間をくぐりおり

こんにちは。豆柴さま、いつもお世話になってます。

御句、日本の旧家のそこはかとない情趣が感じられるいい句です。
最初は、蚊遣りの煙は欄間まであがるのか?それまでに霧消してしまうのではないか?とか思いました。そこで実際に試してみました。その結果、霧消というより、ある程度の高さになると見えなくなってしまいました。

しかし、欄間は日本家屋の通気性や採光をよくするために考えられた、装飾を兼ねた建築様式。きっと、蚊遣り火の煙も欄間をくぐって次の間に届いていますね。きれいな句です。

点数: 1

「向日葵達が真つ黒な顔で見てゐるんだ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 向日葵達が真つ黒な顔で見てゐるんだ

こんにちは。卓鐘様、いつもお世話になってます。
再登場失礼します。

拙句「炎天下チャラ男の押せる車椅子」ご評価ご添削有難うございました。

この場をお借りして、拙句について少し解説させていただくことを、どうかお許しください。

少し前の炎天下、信号待ちしていると近くにワンボックスカーが停まり、そこに一人のチャラ男が駆け寄りました。「なんだ、これから友だちと海にでも遊びに行くのか…!」とか、思っていたらドアが開き、中から車椅子のご老人が。チャラ男は下ろすのを手伝って、優しく押して近くのビルに入っていきました。この句はその時の情景を、私の反省を込めて詠んだものです。

ですので、「炎天下ではキツイので」と「風薫る」気候のいい時に詠み替えてくださった方々、それはとても爽やかな景色が思い浮かんで素敵なのですが、現実はこのような状況でした。

卓鐘さんは色々な見かたを示してくださって感謝です。
御句の場所をお借りして誠に申し訳ありませんでした。有難うございました。

点数: 0

時として浦島になる海水浴

回答者 なお

添削した俳句: 異界へと知覚の途切れ海水浴

こんにちは。負乗様、いつもお世話になってます。

御句、私は強く共感します。あんな気持ちになるのは私だけかと思っていたら、他にもいたんだという安堵感、それを俳句に詠もうとする意外感。でもわかってもらえたら嬉しいですね。
ご自身のコメントにあるように、浜辺で寝てしまって、目が覚めたら違うところにいたような、あるいは波打ち際で遊んでいる子をずっと見守っていたのに、一瞬ビキニの女性に目が行ってしまった。すぐに子どもに視線を戻し、その間わずか数秒。でももはやこどもの姿はなく、慌てる。さらに或いは、頑張って沖へ泳いでいくと、ある深さから、何も聞こえなくなる。ゴムボートや浮き輪に捕まって、ユラユラ漂っていて、さあ戻ろうとすると、同じ浜に戻れない…。
これらの経験を、提案句に盛り込もうとしましたが、徒労に終わりました。でも「浦島」と入れたことにより少しは理解していただけるかもと。

私は、このような現象が起きるのは、海や山には、これまでに亡くなった方々の霊が多数いらして、その方々が寂しがって自分たちの世界へ引き込もうとなさるからではないかと思いました。

もちろんこれは変な意味ではありません。私たちは、海や山には十分な敬意を示さなくてはいけないなと、この句からあらためて思いました。

点数: 1

「曝書して一筆箋に魚目の字」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 曝書して一筆箋に魚目の字

久田様、再登場失礼します。
宇佐美魚目様ですね?
こんなすごい俳人からお手紙が来るとは、久田さんもただ者ではないですね。
ご教示有難うございました!

点数: 1

「盆僧の十五軒目で来たりけり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 盆僧の十五軒目で来たりけり

こんにちは。洋子様、いつもお世話になってます。

我が家にも仏壇はありますが、慣習として拙宅にお坊さんをお呼びすることはありません。しかし義兄の家では毎年お呼びしています。予定時刻は教えてくれるのですが、大体押せ押せになって、いつも大幅に遅れます。優先的に来てもらえるように、日頃から配慮しているのですけどね…。ですから洋子さんのお気持ちよくわかります。

原句このまま鑑賞させていただきますが、一つ言い換えが浮かびましたので置かせてください。

 盆僧の来たり十五軒目とな

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

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雛飾り出すをためらふ余寒かな

回答数 : 12

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古民家に偲ぶ昭和や春時雨

回答数 : 15

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梅の香を乗せて送迎バスの着く

回答数 : 20

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三寒も四温も母の腕まくり

回答数 : 23

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点滴のスタンド歩く春廊下

回答数 : 22

投稿日時:

なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

蜩や端渓に墨滑らせて

作者名 久田しげき 回答数 : 1

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毎日の水遣り夏草元気付け

作者名 佐藤 篤 回答数 : 0

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要望:厳しくしてください

ラーメンのスープにもなるトマトかな

作者名 和光 回答数 : 5

投稿日時:

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