俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1442ページ目

泉汲む旅人の背に想いはせ

回答者 なお

添削した俳句: 泉汲む旅人の手に想いはせ

こんにちは。
卯筒様、いつも勉強させていただいております。

御句、もう五十年ほど前のテレビで木枯し紋次郎というのがありました。主人公の渡世人(旅人)が街道筋の泉の脇で竹筒に水を汲むシーンが頭に浮かびました。

それと同時に、観光地の名水百選のようなところで、ペットボトルに水を汲む順番を待っている自分の姿も浮かびました。

どちらにしても、いまぼんやりと見えているのは目の前で水を汲んでいる旅人なのですが、普通こういう場合、向かいあっていることって少ないのではないかと。水を汲む旅人は背中を向けている。その背中を見て、ああ、幾つくらいだろう…どこから来てどこへ行くのだろうか…なんだか、色々あったという感じだな…とか思いをはせている、そんな情景を思い浮かべました。

「旅人の手」にこだわりがありましたらすみませんです。

点数: 1

月の夜に潜れば子宝この泉

回答者 なお

添削した俳句: 月の夜に泉潜れば孕むてふ

こんにちは。
ダック様、いつも勉強させていただいております。

御句、面白いですね、こういう伝説の泉があるのでしょうか?

私は「孕むてふ」については、「てふ」の問題より、「孕む」という言葉が好きになれませんでしたので、子宝と置いてみました。夜に水に潜るなどは余程の勇気のいること。そうまでしてでも赤ちゃんが欲しい、という女性が来るのでしょうから子宝としました。
下五の「この泉」は、ダックさんが「覗いてみたい…」とおっしゃるので、「その伝説になっているのはこの泉ですよー」と案内し、さらに強調の意味も込めました。

点数: 0

激怒せず走りもせずに夕涼み

回答者 なお

添削した俳句: 激怒せるメロスとなるも夕涼み

こんにちは。
負乗様、いつも勉強させていただいております。

御句、私は最初は何をおっしゃっているのかわかりませんでした。少し考えて、6月19日が桜桃忌であったということと、太宰の名作の走れメロスの書き出しが「メロスは激怒した」で始まっていることを知りました。皆さんすごいですねー。
もう私は疲れてしまって、提案句です。添削でもなんでもない個人的意見です。ごめんなさい。

点数: 1

「カタカナ語苦手な父や茄子の花」の批評

回答者 なお

添削した俳句: カタカナ語苦手な父や茄子の花

こんにちは。
イサク様、拙句「泉あり雑木林に…」のご評価ご添削有難うございました。実は私は俳句および季語について、先生とかお教室とかで勉強したことはありません。亡き義母は金子兜太に師事した俳人でしたが、残した句集を読んでも感覚が合わなくて…。

俳句には季語が重要とわかっていても、なんの関係もない十二音に「山笑う」とか「風薫る」とか付け足して出来上がりでは、これでいいのか?
季語とはいえなにがしかのメッセージを含ませなくては…と考えていました。これが裏目に出ました。
特に「泉」については、季語的イメージが湧かなかったために、なんとか身近なものに置き換えて…とか考えて、湧き水とか清水のようなあさっての句を詠んだり、考え過ぎて遠くへ行ってしまいました。

そこへイサクさんのこの句。「カタカナ語の苦手なお父さんと茄子の花がどういう関係があるんだよ、単に下五に季語を置けばいいということ?」
とか疑問に思って他の方の評価を拝見。そして卓鐘さんのご評価を見て目が覚める思いでした。
口から出る言葉はカッコいいわけではないけれど、一つひとつがみんな自分のためになる。茄子の花って、うす紫であんなにきれいなのに注目されるのは実のほうだから目立たないよなぁ。でも、親の意見となすびの花は千に一つも無駄がないというのはよく言ったものだなぁ…。
素朴で人付き合いも得意でないお父さんかもしれませんが、子どものことを考えてくれているんだ、ということまで伝えている。これが季語の力なんだ!
そう思うとこれは、すごい句だなと感動しました!
有難うございました。季語とこのように付き合い、大切にして、季語も他の十二音も引き立たせる句作りを目指していきたいと思いました。

点数: 1

二人来て指だけ入れたる泉かな

回答者 なお

添削した俳句: 二人きて泉に幸と記しけり

こんにちは。よし造様、いつも勉強させていただいております。

御句、私の青春時代を思い出しました!懐かしい気持ちにさせてくれる句ですね。

提案句は、添削ということではありませんが、次の点をいじりました。
泉に幸と記す、とのことで、情景は分かるのですが、多分お若い二人が「幸」とか書くかな?と。もちろん「いつまでも幸せに!💕」とかかもしれませんが、それであってもどこに書くのか?これが「林」や「森」に来たならピッタリなのですが…。
そこで私は、卓鐘さんの提案句と似てしまうのですが、泉ということを意識して、二人で一緒にちょっと指先を入れてみた…「キャッ冷たい!」「ホントだ!」
そんな記憶を詠んでみました。勝手に。
二人きて、は、以前二人で来て、の意味だと理解しました。今、どうなっているかはわかりません(笑)。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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