俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1433ページ目

「カフェオレのミルク増し増し台風過」の批評

回答者 なお

添削した俳句: カフェオレのミルク増し増し台風過

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。

毎回温かいコメント有難うございます。励みになりますよ。

御句、今回は割とわかりやすいと思いました。心配していた台風がこともなく過ぎ去って、ホッとしてカフェオレのミルクをいつもより多くいれましたよ、という句ですね?
いいじゃないですか。
安直にホッとしたとか言わずに、カフェオレのミルクを増すということで安堵した気分を表現している。私はカフェオレ飲まないので、グラスが進むとか杯をを重ねるとか言うかもしれないですね(笑)。

台風過、でいいんじゃないですか?

点数: 1

かぶりつく熟れたトマトの青臭さ

回答者 なお

添削した俳句: 夏畑青に噎せ食む熟れトマト

すみれさん、こんにちは。
三連投ですね、すばらしいです。 日常生活、燃えるような恋、そして幼少時の思い出と、テーマも多彩です。このまま続けましょう!

さて御句、やはり他の二句と同様、要素が多いのかなと思います。
「夏畑」。夏の季語ですが、トマトが熟れるとか言ってますので、夏も畑も要らないくらいかと。熟れたトマトは色について語らなくても誰もが真っ赤をイメージします。それはいいのですが、その前にいきなりの「青」。コメントを読めば青臭いということかとわかりますが、俳句だけでは戸惑います。
動詞が並びます。むせる、食べる、熟れる。動詞は少ないほうがいいようです。熟れるは熟れたという形容詞だからいいか。

提案句ですが、「かぶりつく」で幼少期のことだと伝え、「青」は「青臭い」と言ってあげないとわからないのでフルに書く。そして「熟れたトマト」と矛盾するかもしれませんがあえて直後に置くことで、かぶりついた瞬間に感じる青臭さ、ととらえてもらえればと思いました。

小さい頃にもぎたての野菜を食べるといい経験になりますね。

点数: 0

「夏恋に揺れる陽炎痘痕燃し」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 夏恋に揺れる陽炎痘痕燃し

すみれさん、こんにちは。

御句の感想と提案句を置かせていただきます。

全体に、なんだかカッコいい、きれいな言葉(痘痕以外)が並んでいますね。一つひとつ見ていきましょう。「夏恋」。普通、夏恋と言いますかね?夏の恋、と言いませんか?
「夏恋に揺れる陽炎」陽炎は春の季語で、ぼんやりほのかな印象があります。しかしこの句のイメージはもっとギラギラしていますね。ちょっとそぐわないですし、そもそも「夏の恋に陽炎が揺れる」のですか?「夏の恋は陽炎のように揺れる」というのならわかりますが。
最後に、「痘痕燃し」。これは陽炎が痘痕を燃やしてしまうのかな?すごい発想ですね。普通、痘痕は「隠す」と言います。恋に夢中になると相手の欠点も見えなくなる、または長所にすら思えてくる、というのを「あばたもえくぼ」といい、それがここのベースになっていると思いますが、これは恋愛の当事者が言うことではなく、周囲のものが心配したり冷やかしたりしていう言葉です。果たしてこの句に相応しいでしょうか?

何でも普通でなくてはいけないと言うわけではないですが、普通をおさえておかないとこれから大変です。

提案句。
 ひと夏の恋は盲目熱中症
下五の熱中症は恋に夢中になってボーっとしてしまう意味です。

点数: 0

幾三角西瓜に養分頼る子ら

回答者 なお

添削した俳句: 幾三角西瓜染みて還える子ら

すみれさん、こんにちは。

ご投句の感想と提案句を置かせていただきますね。

御句、初読では、少しつっかえながら読み進めることとなりました。その理由、一つは「染みて」。これは普通、何かが何かの色に染まる/染めることです。そうなると流れから、夢中で食べて西瓜の汁が洋服にシミをつけている、そんな感じかと思いました。次に「還る」。食べ終わった子が家に帰るのに、また大袈裟な字を使うなぁと思いました。「帰る」でいいのに。この「還る」は、何かすごいことを成し遂げて戻ることを意味します。
そしてコメント読んで、大体句意はつかめていたなと思いました。字はどちらも違っていましたね。
でもまあいいとして、いただけないのは西瓜をにしうりと読ませると。これはどういうことでしょう?確かに私の高校の時代の恩師に片瓜(かたうり)という先生はいましたし、少し前の取引先に苦瓜(にがうり)さんという方もいらっしゃいました。しかしこれらは人名です。すみれさんが、にしうりさんとの出来事を詠んだのでない限り、おすすめしません。

提案句は、やられた!と思った上五「幾三角」は残して、「夏に必要な栄養素と水分補給を西瓜で成し遂げたよ、この子たち!という情感を詠んでみました。

こうした日常生活の一コマを切り取る俳句はとてもいいです。頑張ってください。

点数: 0

幾三角西瓜に養分頼る子ら

回答者 なお

添削した俳句: 幾三角西瓜染みて還える子ら

すみれさん、こんにちは。

ご投句の感想と提案句を置かせていただきますね。

御句、初読では、少しつっかえながら読み進めることとなりました。その理由、一つは「染みて」。これは普通、何かが何かの色に染まる/染めることです。そうなると流れから、夢中で食べて西瓜の汁が洋服にシミをつけている、そんな感じかと思いました。次に「還る」。食べ終わった子が家に帰るのに、また大袈裟な字を使うなぁと思いました。「帰る」でいいのに。この「還る」は、何かすごいことを成し遂げて戻ることを意味します。
そしてコメント読んで、大体句意はつかめていたなと思いました。字はどちらも違っていましたね。
でもまあいいとして、いただけないのは西瓜をにしうりと読ませると。これはどういうことでしょう?確かに私の高校の時代の恩師に片瓜(かたうり)という先生はいましたし、少し前の取引先に苦瓜(にがうり)さんという方もいらっしゃいました。しかしこれらは人名です。すみれさんが、にしうりさんとの出来事を詠んだのでない限り、おすすめしません。

提案句は、やられた!と思った上五「幾三角」は残して、「夏に必要な栄養素と水分補給を西瓜で成し遂げたよ、この子たち!という情感を詠んでみました。

こうした日常生活の一コマを切り取る俳句はとてもいいです。頑張ってください。

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

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