俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1433ページ目

「高らかなラッパ響くや秋夕焼」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 高らかなラッパ響くや秋夕焼

えまさん、こんにちは。初めまして。あなたの俳句を読んだ感想を書きますね。

最初に、えまさんのコメントを読まずに俳句だけを読んだときには、色々とお伝えしたいことがありました。でもコメントを読むと学校の授業で出すと言うし、他の方もおっしゃるように、人が直したものを出すようになると変ですよね。
ですから私も何も言わないことにします。めちゃくちゃではないですよ、それは安心してください。

とはいえ、ほかの方々もヒントはおっしゃっていますね、ですので私も少しだけ。

えまさんの俳句は形として基本的に問題ないのですが、前提として、読み手(俳句を聞く人)が学校の先生やクラスのお友だちで、さらに写真も付くみたいですね。そうなると、自分が思っている以上にかなり「わかってもらえ」てしまいます。ああ、場所はこの学校だな。吹奏楽部の練習を詠んだのだな。とか。
今回はそれでいいですが、もし今後、そういう前提条件を何も知らない一般の人たちに、コメント(背景などの説明)無しで見てもらうとした場合、この句には足りないところがありますよね。あるいは、こうしたほうが伝わりやすいとか。

今回は課題提出が大事ですから、これはこれで出して、ちょっと落ち着いたら、えまさんプライベートで何か詠んで投稿してください。見てみたいです。楽しみにしていますよ。

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「凛然とサドルの上のキリギリス」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 凛然とサドルの上のキリギリス

じゅじゅさん、こんにちは。初めまして。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。
御句、なかなかいいですねー。何がいいって、じゅじゅさんは、自分の自転車のサドルの上に虫がいて、うれしい訳ではなく、イヤですよね、困ってますよね、どいて欲しいですよね。しかし俳句ではそんなこと一言も言ってない。でも伝わる。そこがいいのです。

私はこのサイトで「感情派」となっており(笑)、少し前の私なら

・キリギリスどいて私のサドルから

くらいな句を詠んでいたでしょう。
俳句はある瞬間の情景を描写する。そしてそこから何を思うかは、読者に任せる。この形ができていますね。

提案句としては、「凜然と」をちょっと動かさせてください。イメージはわかるのですが、それよりいい言葉がありますよ。そう、ご自身のコメントでおっしゃっている、「堂々と」。私はこの方が好きですね。

・堂々とサドルの上のきりぎりす

語順を変えて

・きりぎりすサドルの上に堂々と

けばげばさんの、サドルの「上」はいらない、これはその通りと思いますが、ここではそのままにしてあります。
ちなみに、俳句では動植物を漢字で書くことになってまして、キリギリスは螽斯と書くようです。しかし、この句ではそれはかえって馴染まない気がしますね、私は。
ですので漢字でなくてもいいと思うのですが、カタカナではない方がいいとは思いますよ。この辺は他の方もコメントくださるかと思いますが。

次の句も見せてくださいね!

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「湯にゆらぐ富士を置きたる芋煮会」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 湯にゆらぐ富士を置きたる芋煮会

よし造様、再登場失礼します。
大江深夜さんの栗虫の句について、他の方の鑑賞が見たいとおっしゃっていましたので、私のような者で恐縮ですが、先程コメント置かせていただきました。後ほどご覧いただけますでしょうか。よろしくお願いします。

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「栗虫の浮きたる水を捨てにけり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 栗虫の浮きたる水を捨てにけり

こんにちは。大江深夜様、いつもお世話になってます。

御句、よし造さんが他の方の鑑賞をご覧になりたいとのことですので、私のような者でも他山の石にしていただければと投稿します。

そもそも私は「栗虫」なる存在を知らなくて、ネットで調べて、詠まれた句も拝読しました。
その結果の私の感想をお伝えします。

皆さんそうだと思いますが、私も栗は大好きです。小さい頃は栗と言えば街頭で売っている甘栗か、おせちの栗きんとんだけで、いわゆるあの大ぶりの本格的な栗を茹でて皮を剥いて食べたり、栗ご飯で食べたのは大人になってからです。それも人にやってもらっていましたから、調理工程は全然知りませんでした。

そんな大切な、美味しい栗、楽しみな栗を剥こうとしたら、中に気持ち悪い虫が!あるいは穴からニョロリと出てきた!それは衝撃であり、悔しくもあり、残念でしょう。
もしかしたら、楽しみにしていたこの栗、みんなこうなの?と不安にもなりますよね?

栗虫を見てより少女時代果つ 青山酔鳴

この句の選評に「栗が甘くて美味しいだけに、(虫を見つけたときの)憎しみと気持ち悪さがつのる。掲句は栗虫をはじめて見たあの瞬間から、「私の少女時代は終了したのよ」とうそぶいているのである。栗虫のような取るに足らぬものに一つの人生の転機を迎えたかのような虚言が良いではないか。」と書かれていました。

翻って、大江さんの句につきまして。
作者大江さんは、栗の処理後に、そんな憎き栗虫の浮いた水を捨ててしまったとのこと。おそらくですが、黙って表情も変えずに、静かに捨てたのでしょう。

この時の作者の気持ちは、深まりゆく秋という季節とも相まって、嫌なことや面倒なこと、見たくないこと、考えたくないことなど、思うことは色々とあるのだけれど、全て黙ってさっさと捨ててしまいたい/捨ててしまった、ということではと思いました。

この解釈が合っているかどうかわかりませんが、夏に作りました私の駄句
・眉一つ動かさず蚊を叩きけり
僭越ですが、これが少し共通するところがあるかと思いました。もちろん、大江さんの句のほうが上級です。

長々とすみません。多くを勉強させていただきました。有難うございました。

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「高尚な文明論へて芋煮かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 高尚な文明論へて芋煮かな

こんにちは。負乗様、いつもお世話になってます。

御句、こういう場面もあったのでしょうね。その昔…。学生が学生らしかった頃の話で、バンカラなどという言葉がまだあった頃、でもこれは旧制高校まで遡らなくても、おそらく昭和40年代の大学紛争が始まる前までは伝統として続いていたのではないでしょうか?

提案句としては、

・人生を論じながらの芋煮会

負乗さんやげばさんの句は、難しい文明を討論しているから、それが終わらないとメシにならない、というか、終えてから飲もうという雰囲気ですよね。
私の場合は、人生とは?ですので、少し柔らかい身近なテーマですので、鍋を突っつきながら語り合っている景になります。

いずれにしても、地方の学生の寮には、田舎から食材が段ボールで送られてくるから、みんなでこういう鍋を囲む機会は多かったみたいですよ。美味しそうですね。

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なおさんの俳句添削依頼

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