俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の1431ページ目

「照りかえす海松島マゴチうねる」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 照りかえす海松島マゴチうねる

ブランさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。釣りがお好きなんですかね。
褒めてくださいとのことですが、コメント欄にご投句ができた背景とか、状況とかを詳しくご説明くださって有り難く思いました。季語は鯒(こち)ですね。

きちんと十七音に収まっているのですが、五七五が基本であるところ五六六になっていて、ちょっとリズムに難があるような気がします。

私はリズムを整えたいと思いまして、その一例ですが、

・照りかえす海うねりあう真鯒かな

を考えました。

松島がキーなのだ、ということであれば、季語の鯒で夏であることは担保されているので「照りかえす」は外して、

・松島の海うねりあう真鯒かな

でもいいのかなと。俳句では動植物は漢字で書くのが慣例のようです。

マゴチは天ぷらが美味しいですよね。あっ、あれはメゴチか…。

点数: 0

「山々を鶴とびさいて桜まう」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 山々を鶴とびさいて桜まう

もろおかりえこさん、こんにちは。御句拝読しました。
俳句では、一つの季節を詠みまして、その季節を表す季語というのを置きます。
それは原則として一句に一つと決まってまして、二つ以上は季重なりと言って、上級者の離れ技だとされています。私たちは、季語は一つで作っていきたいですね。

それからしますと、御句は、鶴が冬の季語、桜が春の季語になります。
どちらかにしたいです。
また、もう一つの問題は、「とびさいて」という言葉ですが、これはどういう意味でしょう?あまり使わないと思うのです。飛び交うというのはありますけどね。

できましたら、冬か春の景色のどちらかに寄せて、もう一度詠んでいただくといいかもしれません。よろしくお願いします。

点数: 0

「咲き乱れこぼれる花見て節目かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 咲き乱れこぼれる花見て節目かな

木の葉に火花さん、こんにちは。
御句拝読しました。
おっしゃるところはわかります。どんなものにも盛りがあるかと思えば、終わりに向かう節目というのがありますよね。

しかしそれをみんな入れてしまうと説明調になってしまって、俳句としては言い過ぎになるようです。

また、もう一つの問題は、俳句で「花」というと桜を表すのですよ!木の葉さんは、ここでは桜を意識しておられるのではないかと思いますが、これは桜の句になりますね(笑)。でもそれでもいいような。

私の提案句は次のとおりです。

・咲く花のこぼれる頃となりにけり

本当は、このようにした理由をキチンとご説明するべきなのですが、それがあまり得意でなくて、すみません。下五の「なりにけり」は、「なってしまったなぁ」という意味で置かせていただきました。
よろしくお願いします。

点数: 0

「春の風揺れる花々波のよふ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 春の風揺れる花々波のよふ

木の葉に火花さん、こんにちは。
御句拝読しました。

下五の「波のよふ」とは、「波のように」ですね。それなら「やう」ですが、「よう」でもいいですよ!

この句も、花々は桜ではないでしょう。色々な花ということですね。

まず「春の風」を季語として生かすとすると、

・波のごと花々揺らす春の風

というのがあるかと思います。「波のごと」とは、「波のように」という意味です。

季節を秋にしてもいいのでしたら(笑)、「花野」という美しい季語があります。

・波のごと風に漂う花野かな

下五を「花畑」とかにするのもありかと思います。

色々お伝えしましたが、他の方々のご意見もぜひ参考になさってください。私などよりいい提案をしてくださると思います。よろしくお願いします。

点数: 0

「扇風機の首振り眺む朝十時」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 扇風機の首振り眺む朝十時

とだらさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。基礎的な間違いとかはないと思います。俳句で間違いとは、あまりないと思いますが、やはり、
・五七五の十七音
季語を一つ入れる
この二つが出来ていれば基本的に大丈夫だと思います。

御句のポイントは、朝の10時に扇風機の首振りを(ぼんやりと)眺めているこの人はどういう人?ということかと思います。俳句の面白さは、読み手に想像させることだと言われています。その意味では、面白いですね。
扇風機の「首振り」、なぜ首を振っていなくてはならないのか?
なぜ「眺む」なのか?「見つめる」でなくて。
「朝十時」、なぜ朝の10時?とか面白いです。

投句の前夜は七夕の花金でしたね、何かありましたか(笑)?

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

三が日物置と化す仕事部屋

回答数 : 12

投稿日時:

脱ぎ捨てし息子の背丈冬のシャツ

回答数 : 14

投稿日時:

新年会犬の散歩に帰る友

回答数 : 19

投稿日時:

二人して物干し台の初日の出

回答数 : 16

投稿日時:

出す出さぬ迷ひし友の賀状着く

回答数 : 20

投稿日時:

なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

ウミガメの這い跡探す春の月

作者名 世良日守 回答数 : 2

投稿日時:

土用凪軸の幽女の髪さらり

作者名 卯筒 回答数 : 3

投稿日時:

手をあぶり酒肴あたたむ焚き火酒

作者名 よした 山月 回答数 : 4

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ