俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1400ページ目

さかずきの底お多福と冷やし酒

回答者 なお

添削した俳句: 玉杯の底のお福と冷やし酒

こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。

御句、もう一つのほうのお詠み変えとのこと、あらためて拝読いたしました。
個人的感想ですが、上五は「玉杯」とまでおっしゃらなくてもよろしいのかと。特別な時ならわかりますが。そもそも、玉杯と「底に絵」は馴染まないのではと心配になりました。
また、「お福」ですが、なんですか和服に羽織を着て座布団に座っている中年女性「お福さん」を思い浮かべてしまうので、「お多福」ではいかがでしょうか。
原句の「お福と」の「と」は残しました。何か彼女に語りかけながら一杯やるのだろうと思いましたので。

これで今晩の冷酒の量が二倍になりました(笑)。

点数: 0

「母の手の細きに惑う夕立かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 母の手の細きに惑う夕立かな

こんにちは。豆柴様、いつもお世話になってます。
拙句「チャラ男」ご評価ご添削有難うございました。

御句、共感します。私は一昨年の秋に母を亡くしました。小さい頃、母のことを大柄だと思っていました。その母が年々小さくなっていくと感じました。それを母に言うと、「それはお前が大きくなったからだよ」などと答えていましたが、もはやその頃は、私もすでにいい大人になっていました。私の成長が止まると同時に母の老いが始まり、現実としてどんどん縮んでいったのでした。

御句を拝読して、啄木の「戯れに母を背負いてそのあまり軽きに泣きて三歩歩めず」が思い浮かびました。
お母上との外出、思いがけない夕立。雨を避けようとして「母さん、こっちへおいでよ」とか、思わず腕を掴んで引き寄せようとした。その時にふと気づく母の手の細さ。

もはや提案の余地なく、このまま鑑賞させていただきます。

点数: 2

招かれて西瓜正しく食べ終えり

回答者 なお

添削した俳句: 招かれて西瓜正しく食べ終ふる

こんにちは。負乗様、いつもお世話になってます。

拙句「貸しボート」ご評価ご添削有難うございました。そうなんです。貸しボートは乗る人もなく揺れているんですよ。でも、いま気が付きましたが、俳句にはもちろんコメントにも、私はボートには乗っておらず見ているだけ、とは言っていないですね! 自分だけで、「乗るわけないでしょ」と思い込んでいた。これは良くないですねー。
「堅固な城」も、自分ではいいと思っていましたが、確かに堅固でない城なんて無いですよね。
負乗さんの最初の提案句、いいと思います。有難うございました。

さて御句。いつもながら、日常のふとした隙間のようなところをうまく詠み込んでおられる。面白いですね。
西瓜の正しい食べ方?知ってますよ。というよりこれって、西瓜の正しい切り方、出し方からの問題だと思いますよ。ここで語るのは控えますが、一言だけ、志村けんさん、あなたは失格!

提案句。下五、私は「終える」でいいのかと思い、また、「終えり」とすると俳句っぽいと思いましたが、もし間違っていたらすみません。原句のまま鑑賞します。

ちなみに我が家では、サイコロカットしてタッパーに保存しておきます。

点数: 1

冷や酒に揺れるおかめの笑顔かな

回答者 なお

添削した俳句: 冷酒を注ぎ微笑むおかめ顔

こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。

御句、いかにも夏、冷やした日本酒をおかめやひょっとこの顔が描いてあるおちょこで飲んでいますね。
我が家にはこのペアの箸置きがあります。

提案句も、原句同様、冷や酒を注いだおちょこの底で、おかめの笑顔が揺れているさまを詠みました。
ただ、原句だと、コメントを読めばおかめはおちょこの底の絵のことだとわかるのですが、読まない一般の人には、目の前の飲み屋の女将のことを「おかめ顔」と言っているように取られるかもしれません。
そこで提案句。最初は、
 冷や酒の底のおかめの笑顔かな
としたのですが、お酒を注いだ時にその顔が揺れて、柔和なおかめの顔がより一層微笑んだように感じた、とするために、掲句としました。

今晩は私も冷や酒をいただきましょうか…。

点数: 0

「知らぬひと会釈のありて盆の道」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 知らぬひと会釈のありて盆の道

こんにちは。久田しげき様、いつもお世話になってます。

御句、私はこういう句は大好きです。私は、家の前はもちろん、近所でも人とすれ違えば出来るだけ挨拶するようにしています。
お墓参りなどはなおのこと、同じ霊園にご先祖さまが眠っているどうしと思い、丁寧にご挨拶させていただきます。

ですので御句を最初に拝読した時は、そういうことの句と思いました。特に「盆の道」とのことですので、これもご先祖さまの巡り合わせと、誰ともなく会釈するのだと。後世に残したい美しい日本の風習だなと思いました。

ですのでコメントを拝読してちょっとガッカリ。「人違い」だったのですか…。

でも、句としての価値には変わりはありません。佳句を有難うございました。

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

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