俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1398ページ目

水やりの音に負けじと蝉の声

回答者 なお

添削した俳句: 水撒きや鼓膜の側に朝の蝉

Qちゃん様、こんにちは。

御句、私も初心者で季語には詳しくないのですが、恐らく水撒きと蝉はかぶると思います。打ち水も。ただ、水やりは季語ではなさそうです。この辺、もし間違っていましたら他の方々のご指導よろしくお願いします。
切れ字を入れるのも得意ではないのですが、作者が最も感動したところに入れるのが効果的と思います。それからすると、いつもやっている水撒きに詠嘆するのはいかがかと思いました。

提案句は、初蝉がせっかく頑張って夏が来たよー、と頑張って鳴いているのに、作者は気がつかずに水をジャージャー撒いているから、仕方ないな、と思って耳元まで行って思いきりミーンミーンと鳴き始めた、という情景にしてみました。

点数: 0

空蝉の人に知られず転がりぬ

回答者 なお

添削した俳句: 空蝉の化石の如く転がりぬ

こんにちは。洋子様、いつも勉強させていただいております。

御句、確かに蝉の抜け殻って、「え?なんでこんなところに?」ということありますよね。
洋子様はいつからこんなところにあったのかわからないという様を、「化石の如く」と例えられました。
私は、個人的に、化石というと何かすごく値打ちのあるものを発見したように思えてしまいましたので、提案句は、どこにでも転がっているつまらないもの感で表現してみました。
当人(当セミ?)には大変な変化だろうに、誰もそれには気がついていない、という情景です。
よろしくお願いします。

点数: 1

白障子母の影追ひ走る猫

回答者 なお

添削した俳句: 白障子映る母追ふキジ猫よ

こんにちは。げばげば様、いつも勉強させていただいております。
毎回拙句に温かいご評価ご添削をくださり有難うございます。励みになり勉強になります。

御句、私も猫ちゃんを飼っておりましたが、犬は散歩に連れていってくれる人に懐き、猫はエサをくれる人に懐くと言いますよね。猫ちゃんは現金なヤツで、だからこそ可愛いのかもしれません。

提案句は、げばさんのおっしゃる通り、中七の「映る母」がなんだかなぁと思いましたのでそこをちょっと変えて、キジ猫はトラ猫の次に好きですがここは単に「猫」とさせていただき、エサをくれると思って走ってくる様子にしてみました。

猫ちゃんは、たて続けに先立たれてしまったことがつらい記憶になっており、とりあえず仔猫の動画で癒されています。

点数: 1

花散りてこそ実を結ぶ余生かな

回答者 なお

添削した俳句: 花の無き生は余生と花曰く

こんにちは。知世様、いつも勉強させていただいております。

御句、あまりの深さ、すごさに、どう反応したらいいのか、ずっと考えていました。
この句は無季であり、花はどの花でも無いですね。
小野小町は「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」と詠みましたが、それと通ずるものがありますね。
女性の一生を詠んだ句と思われ、男性の私がそこを詳しく分析するのは憚られます。
そこで提案句は、添削とか手直しとかではなく、偉そうですが、私の「返句」?のようなものです。ご覧ください。

点数: 2

白浴衣うなづくことの難しさ

回答者 なお

添削した俳句: 白浴衣すなおでいるは難しき

こんにちは。ささゆみ様、いつも勉強させていただいております。

拙句「海の源」ご評価有難うございました。励みになります。
すぐにお礼に御句の感想をと思っていましたが、何せこの句、皆さんもおっしゃっていますが、とても深くて、すぐにはお返しできませんでした。
私の解釈は次の通りです。
「年に一度の花火大会。今日こそは、自分に素直になろう。そう心に決めて浴衣も白地のものにした。それなのに、いざとなったら、なんでここで素直になれないの?こんなことって、もう二度とないかもしれないのに…。」
これが第一解釈。
第二解釈は「子ども(孫)って、小さい頃は浴衣着てても素直で可愛いけど、それも束の間ね。すぐに素直じゃなくなるし。でもそれって自我の目覚め?」

私は、第一を選び、提案句は、彼の前でどうしても自分の本心を伝えられない女子の思いを詠んだつもりです。

長々と失礼しました。他の方が十分にわかっていながらあえて言い出さなかったところを、空気を読まずにペラペラ得意げに話している感があり、恥ずかしいのですが、これも勉強と披露させていただきました。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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低山と言へど急坂寒椿

回答数 : 8

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十二月生まれを損と悔やむ孫

回答数 : 14

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友の句の上位入選日向ぼこ

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冬の宿ダイヤル電話をもて遊ぶ

回答数 : 23

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獲れ高を競ふ浜辺の焚き火かな

回答数 : 20

投稿日時:

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その他の添削依頼

春雨や豆腐と茄子とメモにあり

作者名 負乗 回答数 : 3

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三時間足らずの家出いわし雲

作者名 げばげば 回答数 : 10

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紫陽花や仕事帰りに連写音

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